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ゲーム、創作雑記「創作における人と人との距離感について」

※タイトルはこんな感じですが、モンハンのことしか話してないですw
前の記事のおまけで話そうと思ったんだけど、長くなるので再構成の上
別記事でまとめました。

こんばんは。創作でもリアルでも関係性が大好物のいまかがみでございます。
それはライズプレイ中、集会所クエ☆7を進めていた時のこと。
その時、ストーリー上ではミノトさんがナルハタタヒメと共鳴することになり、ギルドが大捜索中…という展開なのですが、里の人がミノトさんを心配する中、彼女は飄々とこんなセリフを言うんですよね。

ヒノエさんはけっこうきつそうにしてたのにタフなミノトさん。
たしか二人は感情とかもある程度共有できるみたいだし、心配になるよね。
わぁー!ダメダメぇーw冗談で良かったよ…

ミノトさんのヒノエ姉様好きは随所で猛プッシュされてて気合を感じます。
一応(?)ヒノエさんのことが好きな職人さんもいるけど、ミノトさんの熱量が強くて自分の中ではかすんじゃってますもの。
そこで思ったんですが、ライズ、サンブレイクのキャラクターって
キャラクター間の距離感が絶妙でいいんですよね。
カムラの里の人たちは、主人公に対して優しいし、信頼もしてくれる。
でも、なんていうか言語化が難しいんですがべっとりしてなくて不快感がないんですよね、彼ら。里長も主人公に世話を焼きすぎず信じてくれるし、イオリくんやヨモギちゃんの葛藤も本人たちが答えを見つけるまで見守ってくれる。

テレビドラマや漫画とかで、閉鎖された環境下での馴れ合い、過干渉、共依存が蔓延る田舎…を強調した描写を見たことがそれなりにあるんですが、油断するとそうなりがちなのを実に巧く回避してる。昔は個々に力がなかったから、よく言えば力を合わせて、悪く言えば同じ方向を向かないと生きていけないから違う考えの人は強力排除していたのでしょうが、ライズはその部分を現代の考えに即した感じになってるように感じました。

ただし、ライズサンブレイクに限っては一部のキャラクター同士の感情がえっ!?てくらい近いのが強烈に印象に残ってますね…ヒノエさんに対するミノトさんの感情はもちろん、お米屋さん夫婦のラブラブぶりとか、集会所の準備エリアにいるナカゴさんとアイルーのコジリちゃんの漫才コンビみたいな関係とか。サンブレイクになるとさらにその辺顕著になってて、エルガドの人たちの真面目で荘厳な感じかと思ったらじっとりした感じがおお…(喜)ってなりました。フィオレーネさん、いいよね。主人公のこともすごい慕ってくれるし、ロンディーネさんにも優しいし、バハリさんのこともめっちゃ気に掛けつつ提督にもめっちゃ懐いてる。(アプデ告知動画のフィオレーネさん、すごい子どもみたいで笑ってしまった)さらにシナリオを進めていくとタドリさんとバハリさんが超仲良しなのが分かったり(お弁当作るってけっこうすごくない??)オボロさんがカゲロウさんをけっこうべったり慕ってたり、ジェイくんは提督を尊敬しすぎて髪型を真似したり…
いやぁ、サンブレイクまでやるとコミツちゃんが好きなセイハクくんが可愛く常識的に見えるもんね。恋愛感情って対人関係の中ではそこそこ近くて特別で重いはずなのに、上の人たちがなかなかキャラ濃くて埋もれて見えるもの。もしや開発者さんたちは同性同士や家族とかの身内ならどれだけ関係性を重たくしても良いと思ってらっしゃる…?そうですね、私はそうであるほど喜びを覚えるユーザーです(´▽`*)
ところで、主人公の猛き炎さんはみんなに慕われてるけど、上記の人らばりに想ってくれる人は将来現れるのかしら…家族もいなさそうだし、それはこれからなのかな。DQ3よろしく勇者は孤独でないといいけど。
ウツシ教官がいてくれるからいいか。

ライズ、サンブレイクって過去作より人間にフォーカスしてるというか、モンスターと闘い、時に共存もする人間側の事情を色濃く描写してるんじゃないかなと思ってます。今作はアマツマガツチが明確に人の営みを破壊したモンスターとして描かれていますが、モンスターにはモンスターの事情があるように、人間には人間の戦う理屈があると。

ところで、過去作のモンハンはどうだったかなーっと思い返すと、知ってる限りだともっといい意味でドライというか、さっぱりした関係性だったと思います。4Gなんかは強く印象に残ってますね。「我らの団」の一期一会の冒険者感、すごくよかったです。団長の夢を追って、行く先々で仲間に出会って絆が強くなる感じは、古き良き王道RPGのそれだったと思います。
(団長の話だと、ハンターさんが仲間に入る前から旅をして別れた人たちもそれなりにいるみたいです。今の仲間たちともいつか別れることになるんだと思います。もしかしたら、その結果がワイルズのジェマさんとかなのかも)

ワールドはなんというか…言葉が思いつかないのでこの言い回しになるのですが、人同士の関係を見た時第一印象が「生々しい」と思ったんですよね。
まず、ワールドのコミュニティって村とかの元々あるものじゃなくて新天地に調査団が定期的に来てそこでライフラインを整備しながら生活してくって感じだと思うんですよ。で、チュートリアルで助けてくれるリーダーくんは団長さんの孫で「新大陸で生まれ育った」設定だったはず。つまり、団長は新大陸から帰ることなくここで家庭を持って(あるいは夫婦で新大陸に行って)今日まで生活したってことになる。おそらく、リーダーくんみたいな境遇の住人もいっぱいいる。リーダーくんの両親も新大陸出身(少なくとも新大陸育ち)だろうしね。調査団、がだんだん新大陸の住民になってる途中、を感じたんですよね。私、それを見てリアルの歴史の屯田兵とか、大航海時代に新大陸に切り込んだ人とか、アレキサンドロスの合同結婚式を思い出したんですよ。別の大陸の人たちが、その子孫が、だんだんその土地の人間になる。
ワールドの新大陸におそらく「先住民の人間」はいなかったと思いますが…ワイルズでは先住民の人間、いましたよね。もしワイルズ主人公たち調査団と先住民とで結婚したり子どもが生まれたりなんてことがあったら、いよいよリアルの歴史じみてきて歴史アドベンチャーゲームになりそう。
(過去に、推薦組たちがハンターと編纂者でニコイチなのは、将来的に結婚そて新大陸に住めるほどの絆を持てる関係性になるようにあらかじめ仕組んでるのでは…?って意見を言っているユーザーさんがいて妙にリアル感を感じましたw確かに嫌な言い方だけどお互いのスペックも高いし職業に対して理解もあるし、共同生活の条件だけを見れば最良かもしれないな。あとは本人たちの感情がついていけばいいわけだし。つまり、受付お嬢こそが導きの青き星くんの生涯の「相棒」になりうる未来もあるかも?)

おっとっと…また長くなってしまいました。
最近のゲームは容量が大きくなった分そういうキャラクターの掘り下げや背景、関係性にもリソースを割いてる作品が多くて、小説を読んだ気分に近いものを感じます。ピコピコを楽しむ以外にもいろんな体験が出来て嬉しい限りです。ではまた(^^)/~~~

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