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AZW史 Chapter.14 暗闇からの逆襲

今回のAZW史は、現ワールドチャンピオンのDMP選手特集です!AZWの中でも最長キャリアを誇るマスクマンはこのAZWの波をどのように生きてきたんでしょうか。

#0  登場人物

DMP  今回の主人公 現AZWワールドチャンピオン

#1  最悪のスタート

まず、AZW初登場からご紹介したいんですが、彼がAZWに入団したのは、2021年4月なんです。当時は、選手としては休業のような状態でして、実況アナウンサーとしての参加でした。

AZW旗揚げから1年間、実況席でAZWを盛り上げ続けた男は、2022年7月に戦線復帰を宣言。次回となる9月高島平大会がAZW初参戦となりました。

復帰2戦目では、改名したばかりのBRA-VOとのシングルマッチ、さらには関西の雄、フェラー・リーとのシングルマッチで好勝負を見せるも、ワールド王座次期挑戦者決定バトルロイヤルでは敗退するなど、なかなかタイトルには届かない状況が続きます。

#2  タイトル挑戦

そんなDMP選手に転機が訪れたのは、2023年7月。時のタッグ王者であったcamaradaから、次期挑戦者として指名を受けます。

当時、正規パートナーはいなかったものの、同志としてタッグの組むことの多かったディック・ズレーターと組み、挑戦決定に思われましたが、ここに割って入ってきたのがHAPPY STATESのネクラ・ブッチャーBen-P。かくして、史上初の3wayによる王座戦が行われました。

なんと、この試合、ブラックボックスの誤爆により、DMPがブッチャーにピンフォールを奪われ、王座移動。王者camaradaは勝敗に関わることもなく王座を失ってしまいましたが、なにより、DMPが当時の最若世代にピンフォールを奪われるという波乱。
その次の大会では、ドランカーマッチで醜態を晒すなど、個人的には”らしくない”場面がこの時期は特に多かった印象でした。

#3   反逆のマスクマン

いよいよ迎えた3周年大会。DMPは第1試合でうっかり助兵衛とのシングルマッチが組まれます。当人としては、この位置での試合に納得いっていなかった様子で、SNSでもお気持ちを綴られていました。

しかし、この試合でもピンフォール負けを喫したDMP。その後、実況席に移動し名実況を轟かせていたのですが、本人の中でこの負けが何かを変えたのか、メインイベントのワールド王座戦で事件を起こします。

年間最大のビックマッチ、メインイベント、ワールド王座戦、最悪のタイミングで、会場のすべての人間を裏切り、時のチャンピオン、クスリ松村を襲撃。あの会場中の悲鳴は、2023年のコップのフチ正信さんの裏切り劇に並ぶ、AZW事件簿の一つとして、今後も語り継がれることとなるでしょう。

ハピステ加入直後

この行為で、HAPPY STATESに加入したDMP。その後は、AZWでも他団体でも大活躍。社会人プロレス後楽園ホール大会では、一種のエポックメイキングな場面も作り、話題になりました。

そんな中、時のAZWワールド王者であった、牛久"THE CHAMP"剛太郎を痛烈に批判し、王座挑戦を表明。10月に行われた蕨大会にて、非の打ちどころの無い試合運びを見せて王座奪取。第4代王者となりました。

結成当初からは考えられないほどの一大勢力となったHAPPY STATES 
現在はシングル、タッグの二冠を独占


初防衛戦には、初代王者であり、あの時に襲撃した相手のクスリ松村を逆指名し、反則なしの完勝で王座初防衛。そして、今回の新木場大会が2度目の防衛戦。相手は運命付けられた男、ディック・ズレーター。1年前は第1試合だった男が、今大会おそらく1番最後に姿を見せることになるでしょう。立場を、リング上の景色を、1年で一変させました。
これはますます楽しみになってきますね!

そんなAZW新木場1stRING大会まで、あと2週間!
改めて大会情報です!

「AZW ALL or ZERO」新木場1stRING大会
2025年2月22日(土)開催
整列開始/開場/試合開始 17:45/18:00/18:30
入場には事前予約が必要になります!
予約はこちらから↓

対する挑戦者サイドも、もちろん書く予定ですので、投稿をお楽しみに。

最後に他団体参戦情報です!

2/16(日) ルノワール・コメダがHWWA OBのセク刃羅ナツコ選手との合同興行を蕨レッスル武闘館にて開催いたします!
3/9(日)草プロレスRAWさん川崎大会に2団体所属の牛久”THE CHAMP”剛太郎SUMAが参戦予定です!

詳細は、各団体のSNSをご覧ください!

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