SATSOSHIのコスチューム変遷〜多少のこだわりを添えて〜
プロレスをしてる人間にとって、コスチュームは自分の印象を左右させるとっても重要なアイテムです。レスラーたるもの、コスチュームには皆思い入れがあり、またこだわりがあるものです。
今回は、私のコスチュームのこだわりを話していこうと思います。というのも、私のコスチュームデザインは全て自作なんです。デザインというか、書きたい言葉を書き殴ったキャンバスみたいなコスチュームに憧れがあったんですよね。だから言葉の解説みたいな話になるかな〜と。デザイン的に5代目まであります。あ、あとね、Tシャツは毎試合変えています。意外と気付いてない人多いからその話もちゃんとしないとね。
初代 白無地
デビューしてから1年間は白無地を使っていました。お金がなかったとかじゃなくて、これにもちゃんとした意味があるんです。
デビュー戦って下地も何もないまっさらな状態じゃないですか。だからこそここから自分次第で何者にでもなれるなって思ってたんですよ。だから「真っ白なキャンバス(コスチューム)をいろんな試合を経て汚していくことでレスラーとしての経験値を上げる」という願いを込めて白無地にしていました。実際、最低限しか洗ってなかったし、これでいろんなリングに上がったせいか本当に色んな色に汚れていきました。
2代目 狂喜乱舞
この2代目から本当に自作のコスチュームです。初の自作コスはお披露目が2段階ありまして。っていうのも、納期が間に合わなかったんですよ…SWSさんの北沢タウンホール大会で初お披露目したんですが、その時にデザインが片面しか決まらず結局そのまま着用。1週間後のずれコロ高島平大会で裏面をお披露目しました。
2代目からずっと続けているデザインが3つあって。
ひとつが当時の自分の名前の頭文字「SSR」を前面につけること。遠くからでも分かりやすいように1番でかくしてました。
そして自分の核になる言葉もとい四字熟語を入れること。個人的に対SWSさんで喧嘩売った直後に作ったコスチュームなので、誰の手も借りずに暴れ回ってやるって意味を込めて狂喜乱舞にしました。狂の字が赤いのは、なんとなくです。
最後に魔法陣のマーク。私の本名を知っている方はわかっていただけるんですが、陰陽師を意識してます。正直、これをトレードマークにするつもりでした、はい。
このコスチュームは自分の必殺技であるキルスイッチをわざわざ当て字にして入れたり、二つ名を漢字3文字にしたり自由にやってましたね。
3代目 気炎万丈
3代目は再び白に戻りました。というのも、ずれコロで行われた同窓会マッチのためだけに作ったコスチュームなんです。気炎万丈の意味は、燃え上がる炎のように意気が盛んである様。私たちの魂は今でもここで燃え盛ってますよっていう意味でこの言葉にしました。あと、ちょうど鬼滅の刃ブームだったので、煉獄さんにあやかりたかった。その他にも、このコスチュームでは不死鳥のマーク入れたり、母校のトレードマークである桜を散らしたり、結構デザインに時間をかけたコスチュームですね。私の大事にしてる言葉RE-BOOTもこのデザインから採用しています。引退を覚悟した試合の後にデザインしたコスチュームなので、ここから生まれ変わりました。
4代目 魑魅魍魎
世の中はコロナ禍になり、何もかもが止まった2020年。学生プロレスも例外ではなく、ほとんどの活動がストップしてしまいます。ようやく再開できたのは年が明けた頃。同時に引退を考えた時に、何かやり残したことはないかなと思って作ったのがこのコスチュームです。まず、技術が向上して全体的にカラフルになりました笑SSRの文字も水色と黄色を使って華やかにしています。このカラーの選定理由はただひとつ。推しのサイリウムカラー。そろそろ自分の素をちょっとでも見せるようなコスチュームを作りたかったんです。当時の最推し乃木坂46の三角形もこのコスチュームからつけました。
あとは私はよく聞いていたラジオ番組ミューコミプラス+のハッシュタグ「#mc1242」とか、「狂咲我人生」もこの時が初めてかな。どうしても「狂」の文字を使いたくなった結果、このコロナ禍で思ったことをそのまましたためてました。人生は一度きり。なんなら人より目立つことしてる以上こうならないとねっていう自分への戒めの意味もあります。
今回の四字熟語は「魑魅魍魎」要するにバケモンたち。俯瞰で見た時、私ってはぐれもんだなってのは感じてて、そういう意味でもこの4年間生き残ったのはまさにバケモンみたいな存在なのかな〜というフィーリングでつけました。まあ存在自体がバケモンみたいだったけど。
5代目 斬新奇抜
引退試合の時のコスチュームです。原点回帰の白。そこに、自分を支えてくれた言葉たちを集めてみました。「斬新奇抜」は高校生の時にとある同期から送ってもらった四字熟語です。高校時代も今と変わらないやつだったので、ピッタリなのかな〜と思ってそのまま拝借しました。
それから一匹狼と襲撃者はそれぞれ二つ名を漢字にしたもの。どっちも2代目コスチュームに入れてた言葉です。レフェリーネームにも一時期使われてた時期ありましたよね。「狂咲我人生」も継続して入れました。これはちょっと続けたい。あと、「Find Me‼︎」は私信でした。もう伝わることはないんだけどね。
他のコスチュームに比べると若干シンプルになりましたが、まあ引退試合だしこれぐらいシンプルでもいいよねってことで個人的に満足してるコスチュームになります。
Tシャツは1度着たものは着ない
私のもうひとつのこだわりがTシャツ。実は、試合で同じTシャツを着たことは一度たりともありません。私はそこまで試合数の多い人間ではありませんでした。だからこそ、1戦1戦を大事にしたいってことでそれをTシャツで表現しようとしました。本当は毎回毎回Tシャツに意味込めたかったんですけどね。引退試合の感謝Tシャツしかそういうことはできなかった。これを手に入れた時から、絶対引退試合で着ようって思ってました。タンスで約2年寝かしておきました。途中コロナとかありましたが、日の目を見れてよかったです。ちなみに、このTシャツコレクションはまだまだストックがたくさんあるので、今後も新しいTシャツが出てくることでしょう。
番外編1 レフェリーコスチューム
試合の時のコスチュームとは打って変わって、レフェリーコスチュームは毎回同じものを着用していました。FMWさんのロゴがあしらわれたTシャツ。もちろん既製品です。シンプルなポロシャツでもよかったんですけど、私が初めて憧れたプロレスがFMWさんでして。それを胸に秘めながらリングに上がるのにちょっと憧れてたんです。このTシャツを手に入れてから1ヶ月で使ってましたね。早い早い。以後ずっと使ってます。あ、前回は緊急すぎてAZWTシャツでした。
番外編2 T-acesruコスチューム
私の影分身(?)とも言われているT-acesruのコスチュームも解説しておきますね。こっちには実は元ネタがあります。それがAEWのオレンジ・キャシディ選手。当時はインディーでちょっと有名になり出したくらいの時だったんですが、あのスタイルで威圧したら超面白くない?っていうのが始まりです。結果、あのコスチュームだからこその技も生まれているらしいので、本人的には気に入っているそうです。ただ、あのムートンのジャケットはそれなりに重くて、使い勝手が悪いらしい。
番外編3 GMコスチューム
ついでにGM時代のコスチュームも紹介しておきましょうか。GM時代はずっとスーツでした。これにもちゃんと意味があって、私ってカチッと決めるときはスーツ着る癖があるんです。これは学生の時から。あのSWSへの参戦宣言の時もそうでしたよね。だから、背広組になったことだし、着るならずっと着よう。ということで、スーツが定番になりました。ちなみに、ネクタイも毎回変えていました。
なんで突然こんなコスチュームの話を始めたかというと、今現在新作を作っています!約3年ぶりの新コスです。今回はちょっと毛色の違うものになるかなと思うので、楽しみにしておいてください。そうそう、今回は四字熟語ありません。代わりにちょっと好きになった言葉を入れる予定なので、完成したらいつお披露目できるかな。その前に腰治せって?それはそう。
そんなこんなでAZWのお知らせをば。
AZW今後の大会日程
4/6 高島平区民館大会 夜興行
6/16 蕨レッスル武闘館 昼興行
詳細は団体公式Xからご覧ください!
他団体参戦情報
3月10日SWSさん蕨大会にAZW選手が大挙8選手参戦決定!!
詳細はSWSさん公式Xよりご覧ください!
XGFさんの配信大会「BACKYARD BRAWL5」に新ワールド王者美乳輪光が参戦いたします!
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