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【教員採用試験】福井県は難しい?倍率(実施結果)は低下傾向!
【令和3年度】教員採用試験の現状
文部科学省は2022年1月31日、令和3年度(2020年実施)教員採用試験の最終倍率は3.8倍だったと発表しました。
受験者数は134,267人で、前年度から3,775人減少し8年連続マイナス。
長時間労働やモンペ対応など、「教員=ブラック」というイメージが大きく定着しているせいか、教員志望者の低下が続いています。
受験者数・合格者数・倍率の推移
文部科学省の出している統計データが下のグラフです。
![](https://assets.st-note.com/img/1644240663544-hFf1eibEFl.png?width=1200)
平成4年度からじわじわと受験者数は上昇傾向にありましたが、平成25年度を境に8年間で約45,000人も減少し、倍率も6倍前後から直近は4倍前後になっています。
福井県教員採用試験の倍率は低い?
教員採用試験全体だけではなく、福井県の受験者・倍率も減少傾向にあります。
福井県は2021年9月30日、令和3年度実施教員採用試験の最終倍率は3.0倍だったと発表しました。合格者数は228人(前年度比8人増)、受験者数は692人(156人減)。
福井県の倍率・受験者数・合格者数の推移
![](https://assets.st-note.com/img/1644240723355-qFWIQ9pDCc.png)
受験者数は年度によってばらつきはありますが、ピーク時だった平成25年度に比べて約600人減少しています。
倍率も平成25年度の6.7倍から3.0倍まで低くなっていることがわかりますね。
ちなみにこの結果は全66自治体の低倍率ランキングでは20位でした。
倍率の低い教科と高い教科
全体的に見れば、福井県教員採用試験の倍率は減少傾向ですが、難易度は校種・教科によって異なります。
✔︎倍率が低かった主な教科(令和4年度)
技術:2.3倍
英語:2.9倍
工業:1.9倍
✔︎倍率が高かった主な教科(令和4年度)
保体:18.7倍
商業:15.0倍
養護教諭:7.3倍
全国的に小学校や中学は2倍を切る自治体が増えています。
一方で保健体育や社会科、養護教諭は高倍率が続いているため難度は高いと言えるでしょう。
福井県教員採用試験の倍率が下がると難易度はどうなる?
ここまで解説したように教員採用試験の倍率は減少傾向にあるため、難易度も低下しているのでは?と思う人もいるでしょう。
しかし、本気で教員になりたいと思っている、意識の高い志望者だけが受験しているとすると、倍率が低くなっているわりに、難易度自体はあまり変わっていないと言えます。
一次試験(筆記試験)の難易度は下がる
倍率が減少することで、1番の恩恵を受けやすいのが筆記試験を突破しやくすなることです。
教員採用試験は資格試験のような「○点以上が合格」という絶対評価ではなく、成績順に合格者を決定する相対評価なので、倍率が下がるとそれだけ一次試験を突破しやすくなります。
二次試験(面接)の難易度は変わらない
二次試験移行の難易度は倍率の高い、低いに関わらずあまり変わりません。
一次試験では、そもそもライバルになりえない雑魚(まともに対策していない)も多く混じっていますが、その人たちはいなくなります。
よって、二次試験は本気で教員になりたい人同士での闘いになるので、倍率が高くても、低くても難易度に影響はないんですね。
それだけ面接が重要視されているともいえるので、できるだけ早めに、重点的に対策することが重要です。
まとめ:倍率は参考程度でOK
倍率が20倍を超えるような校種・教科を除けば、倍率はあまり気にする必要はありません。
一次試験は科目や範囲が広いといっても、レベル自体は高くありませんし、初めから相手にするだけ無駄な層も多く混じっています。しっかり対策すれば恐れることはありません。
二次試験移行は人物重視になるので、しっかりと教員になりたい熱意やヤル気をアピールして合格を勝ち取りましょう!