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【2025年版】名古屋市教員採用試験 小論文対策マニュアル【過去問と解答例】

🕰️更新日:2024年11月13日

このnoteは、名古屋市教員採用試験の小論文対策マニュアルです。

  1. 名古屋市教員採用試験の小論文を知る(無料)

  2. 過去13年間の出題テーマを公開(一部無料)

  3. 模範解答例で評価される文章構成(書き方)を理解(一部無料)

小論文対策に必要なデータをまとめています。

このnoteを活用すれば出題傾向の把握をしたり、高評価を得られる解答の具体例を学習することが可能です。

一部有料となっていますが無料部分だけでも有益な情報を享受できるので、じっくり読んで自分のものにしてくださいね!


小論文の傾向と対策

名古屋市教員採用試験の小論文は第一次選考で行われます。

筆記試験では判断できない、論理的思考力や読解力、教師としての適性などを総合的に評価します。

概要(2025年度)

  • 試験時間:50分

  • 文字数:制限なし

  • 形式:横書き

  • 評価:一次試験

  • 配点:A~Dの4段階評価

名古屋市の小論文では、決まった文字数制限は設定されていません。

しかし、解答用紙や試験時間から600字程度が上限になるといえます。目安として500字~600字を意識するといいでしょう。

出題数は1題で全校種が同じテーマに解答します。

傾向

名古屋市教員採用試験の小論文は「聴く」や「バランス」のような抽象的なテーマをもとに、自分の経験や教育観を絡めて論じるパターンです。

「つまずく」という言葉から想定されるテーマを想定し、あなた自身の具体的な体験と教育観とを関わらせて論述しなさい。

2023(令和5)年度テーマ

題材が自由なので書きやすいですが、狙いが定まらないといつまでも書き進めることができない点には注意が必要です。

自己分析も必要なので、面接対策を兼ねて早めに行いましょう。

小論文の出題テーマと模範解答例

過去に出題されたテーマと模範解答例を紹介します。

※掲載年度:令和7年度〜平成25年度

令和7年度(2024年実施)

【課題】

「聴く」という言葉から想起されるテーマを設定し、あなた自身の具体的な体験と教育観とを関わらせて論述しなさい。

【模範解答例】

 教育で「聴く」ことは、教師が生徒の声に耳を傾け、それに基づいて適切な指導を行う基盤となる。このプロセスは教育の質を大きく左右するため、非常に重要だ。
 私が中学で社会科教師を務めていた時、生徒たちが授業に興味を持たない問題に直面した。解決策を見つけるため、私は授業後に生徒たちの意見を聴く時間を設けた。この対話から、彼らが歴史をただ暗記することに飽きていることが明らかになった。
 このフィードバックを受けて、私は授業方法を一新し、ロールプレイを取り入れた。生徒たちは歴史上の人物になりきり、その時代の出来事を演じることで、歴史をより深く理解するようになった。さらに、生徒たちからの定期的なフィードバックを授業計画に反映させることで、教育内容を彼らの興味や学びのスタイルに合わせて柔軟に調整することができるようになった。結果として、生徒の学習意欲と成績が向上した。
 この経験から、「聴く」ことが教育においていかに重要かを痛感した。教師が生徒の声に注意深く耳を傾けることで、教育の質を向上させ、各生徒がその能力を最大限に発揮できるようにするために必要不可欠である。今後も私は、生徒の声に耳を傾け続けることを心掛ける。

令和6年度(2023年実施)

【課題】

「バランス」という言葉から想定されるテーマを想定し、あなた自身の具体的な体験と教育観とを関わらせて論述しなさい。

【模範解答例】

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