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【群馬県教員採用】小論文の教科書|過去の出題テーマまとめ
群馬県教員採用試験で多くの受験者が苦手とするのが、「小論文試験」です。
最近はICT端末(スマホやタブレット等)の普及により手書きで文章を書く機会がほとんどないと思いますが、論文試験では、テーマに沿って自分の考えを論理的に書かなければいけません。
そもそも小論文自体をまともに書いたことがなかったり、習っていなかったりするためかなり難しいと言えます。
【Pick Up】論文と作文は別物?
論文は、小・中で書いた読書感想文(作文)とは構成も書き方も違うので、そのままのニュアンスで書くと評価は上がりません。詳しくは「【模範解答例あり】教員採用試験の論文が書けない理由と対策法を解説」で解説しています。
小論文試験は、「テーマの傾向」と「書き方」を把握することで攻略できます。
闇雲に小論文対策をするのではなく、群馬県教員採用試験の小論文攻略にはどんな知識が必要なのか知って、書き方を知り、自身の経験を流し込めば、それだけで最低限の答案が完成します。
本記事では、平成26年度から令和4年度までに出題されたテーマをまとめています。なお、文字数などの傾向は「群馬県教員採用試験の論文テーマは?文字数や書き方(対策方法)を紹介」を参考にしてください。
一つでも多くのテーマを読み込んで傾向を把握し、対策をはじめましょう。書けた論文は添削を受けることで効果が倍増します。なお、オススメの添削方法は「教員採用試験の論文で高評価を取るには?オススメの添削方法」で紹介しています。
群馬県教員採用試験 論文の過去問テーマまとめ
掲載年度:令和4年度〜平成29年度
令和4年度(2022年度)
小学校、中学校、養護教諭
文部科学省の「GIGAスクール構想」を踏まえ、本県においては、1人1台端末を日常的に活用した教育活動を実施するための体制を整備した。そこで、小・中学校において、ノートパソコンやタブレット等の1人1台端末を日常的に活用することについて、あなたの考えを400字以上500字以内で書きなさい。
高校、特別支援学校
多様な個性を持った子ども一人一人に応じた学びを保障し、高度な情報社会へ子どもたちを送り出すための高等学校教育(特別支援教育)の役割について400字以上500字以内で書きなさい。
令和3年度(2021年度)
小学校、養護教諭
文部科学省は、これまで原則禁止としていた小・中学生のスマートフォンや携帯電話の学校への持ち込みを、小学校は原則禁止のまま、中学校では一定の条件の下で持ち込みを認めることが妥当であるという考えを示しました。このことについて、あなたの考えを500字以上600字以内で書きなさい。
中学校、高校、特別支援学校
インクルーシブ教育システムにおいては、障害のある子供とない子供が、できるだけ同じ場で共に学ぶことを目指している。このことについて、あなたの考えを500字以上600字以内で書きなさい。
令和2年度(2020年度)
全校種共通
次の文章を読んで、あなたが児童生徒に教育を行うに当たって大切にすることは何か、あなたの考えを400字以内で書きなさい。
わたしたちは弱い者として生まれる。わたしたちには力が必要だ。わたしたちはなにももたずに生まれる。わたしたちには助けが必要だ。わたしたちは分別をもたずに生まれる。わたしたちには判断力が必要だ。生まれたときにわたしたちがもってなかったもので、大人になって必要となるものは、すべて教育によってあたえられる。
平成31年度(2019年度)
全校種共通
次の文章を読んで、あなたの考えを400字以内で書きなさい。
大きな木の箱がありました。それを持ってこさせて、その中から米をひと粒とる。どこが減ったかよく見るようにと言われる。しかし、わからない、減ったことさえわかりません。また、ひと粒とる。また、ひと粒とる。とってもとっても、どこをとったのか全然わからない。米は減りません。そのとき、お父さんが、「わからないけれども、これを、一年ぐらいとっていると、やっぱり米はへったなあ、とわかるだろう。勉強も、一日ぐらいさぼったってどうなるもんでもない。(中略)しかし、ずうっと続けていると、ある日、ふと何か自分がだめになったな、と気づくものだ」と諭されたのです。
平成30年度(2018年度)
全校種共通
次の文章を読んで、コミュニケーションに対するあなたの考えを400字以内で書きなさい。
私たちは言葉でのやりとりをコミュニケーションの中心だと考えがちだ。しかし、言葉を使いはじめる以前までの膨大な時間、人類は存在してきた。その間にもコミュニケーションは当然成り立っていたはずだ。集団で暮らしている状態でコミュニケーションがないということは、考えられない。
平成29年度(2017年度)
全校種共通
次の文章を読んで、グローバル化に対するあなたの考えを400字以内で書きなさい。
グローバル化に伴い、変化しなければならないとあたふたしている人がいます。その人たちに聞きたいのは、「どういうふうに変わろうとしているのか」ということです。面白いことに、「変わらなければならない」と言っている人に限って、どのように変わるかというイメージを持っていません。