【令和7年度】長野県教員採用試験の出願状況(志望者数)は?【54人減少】
長野県教育委員会は2024年6月11日、令和7年度(令和6年度実施)長野県教員採用試験の志望者数(出願状況)を発表しました。
令和7年度|長野県教員採用試験の志望者数は?
令和7年度長野県教員採用試験の志望者数は、全校種合わせて1,952人です。
この人数は、昨年度の2.006人から54人の減少となっています。
令和7年度の採用予定人数は530人であるため、志望倍率は3.7倍となる見込みです(昨年度は3.7倍)。
校種別の志望者数
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\begin{array}{|l|r|r|}
\hline
\text{校種} & \text{令和7年度} & \text{令和6年度} \\
\hline
\text{小学校} & 585\text{人} & 575\text{人} \\
\hline
\text{中学校} & 548\text{人} & 595\text{人} \\
\hline
\text{特別支援} & 122\text{人} & 151\text{人} \\
\hline
\text{養護教諭} & 139\text{人} & 129\text{人} \\
\hline
\text{栄養教諭} & 28\text{人} & 25\text{人} \\
\hline
\text{高校教諭} & 485\text{人} & 499\text{人} \\
\hline
\text{養護教諭} & 30\text{人} & 19\text{人} \\
\hline
\text{その他} & 15\text{人} & 13\text{人} \\
\hline
\text{合計} & 1952\text{人} & 2006\text{人} \\
\hline
\end{array}
$$
特に中学校、高校、特別支援学校での減少が目立ちます。この背景には、少子化や教育現場の厳しい労働環境が影響している可能性があります。
一方で、小学校、養護教諭、栄養教諭の志願者数が増加しているのは良い兆候です。
倍率については、全体で3.7倍と前年と同水準を維持しています。特に注目すべきは、養護教諭(小中)の倍率が9.3倍と非常に高いことです。
これは、この職種への関心の高さと、採用枠の限られたことが要因と考えられます。逆に、特別支援学校の倍率が2.2倍と低下している点は、特別支援教育の現場での人手不足を反映している可能性があります。
志願者の皆さんにはぜひ、自分の強みを最大限に活かし、教員採用試験に挑んでいただきたいと思います。
教育現場での貢献を目指す皆さんの熱意が、未来の子どもたちに素晴らしい教育を提供する力となることを期待しています。
<参考資料>
令和7年度長野県公立学校教員採用選考申込状況について
今後の予定|長野県教員採用試験
試験日程
一次試験:2024年6月29日(土)、30日(日)
二次試験:2024年8月5日(月)〜9日(金)
試験内容
一次試験:一般教養、専門教養、小論文他
二次試験:個人面接、模擬授業、実技試験他
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