【2024年版】石川県教員採用試験の総合教養攻略ガイドブック
どうも、福永です。
本記事は、石川県教員採用試験の総合教養攻略ガイドブックです。
総合教養の概要や試験科目、勉強方法から過去問までまとめています。
「総合教養の特徴や傾向が知りたい」
「総合教養の勉強方法を教えてほしい」
という方には、とくにオススメしたい内容となっています。ぜひ、参考にしてください。
総合教養試験の概要
総合教養は「教職教養」と「一般教養」の知識を測る筆記試験です。
全校種・教科が同じ問題を解きます。
概要は次のとおり(令和6年度)。
試験時間:90分
問題数 :大問6題
解答数 :40個
出題形式:選択式と記述式
配点 :100点
総合教養試験の科目
石川県教員採用試験の総合教養科目は、少し特殊です。
令和6年度の出題科目は次のとおり。
このように教員採用試験では出題されない科目が多いんですよね。
また、以下の特色があります。
これらを説明します。
数的推理・判断推理
たとえば、数的推理や判断推理は公務員試験(県庁や市役所など)で出題される科目です。
時間をかければ解ける問題は多いです。しかし、時間をかけすぎると時間切れになりやすいので時間配分に注意しなければなりません。
社会時事
社会時事は1年間に国内外で起きた出来事に関する問題です。
教員採用試験で出題のある自治体は多くありません。そのため、教員採用試験用の教材がないんですよね。
とはいえ、普段からニュースや新聞を見ておけば解ける問題ばかりなので、情報収集をきちんとやっておきましょう。
小論文
なんと、石川県教員採用試験では総合教養試験内で小論文が課されます。
600字程度の文章を読んで、自分の考えを300字程度で書かないといけません。
評価はA~Dの4段階(最大12点)なので、合計点に大きく響いてきます。
とはいえ、悩みすぎると多くの時間を取られてしまうため配分に注意が必要です。
このように、一般的な教員採用試験の傾向とは異なることを理解して対策しましょう。
総合教養試験の勉強法
石川県教員採用試験の総合教養を勉強するときのポイントを説明します。
主要科目の攻略
点になる科目を攻略
捨て科目の選定
復習メインで進める
①主要科目の攻略
まずは、次の主要科目から勉強しましょう!
教育法規
数的推理
判断推理
計算を含み、原理を理解するのに時間がかかる、または物理的に量が多いからです。
これらの科目だけで全体の約4割を占めています。
これらの科目にある程度メドが立たないと、合格は光の彼方なので、勉強当初は、これら主要科目に時間を使ってください。
すべての科目を同時に勉強して中途半端になるよりも、まずは出題数が多く、できるまでに時間を要する科目から取り掛かることが大切です。
■教育法規の勉強法
「教員採用試験の教育法規とは?頻出条文と効率的な勉強法を解説」で頻出条文を把握する。
問題集を中心にキーワードを覚えこむ。
全国の過去問を使いながら知識の確認と周辺知識の底上げ
基本的に暗記量でカバーできます。全問正解したい科目なので徹底的に覚えこみましょう。
■数的推理・判断推理の勉強法
「畑中敦子の天下無敵の数的処理(数的推理)」「畑中敦子の天下無敵の数的処理(判断推理)」で簡単に、速く解く方法(パターン)を覚える。
「スーパー過去問ゼミ(初級)」を使って速く解く練習。
数的推理と判断推理は同じ問題を何度も繰り返して解き方を覚えることが最強の勉強方法です。
算数や数学が得意な人は最初から問題演習を行ってもOKですが、苦手意識が少しでもあるなら最初からやっていくことをオススメします。
この2つは最初から最後まで定期的に勉強してください。
②点になる科目を攻略
試験科目は多いですが、全科目から均等に出るわけではありません。
なので、どの科目で点を取り、どの科目は手を抜くのかを考えることが大事です。
次の科目別問題数一覧を参考に、勉強計画を考えてみましょう。
このうち、主要科目を除き点になる(勉強すべき)科目は次の4科目です。
教育原理
国語
社会時事
小論文
■教育原理の勉強法
教育原理の出題数は少ないですが、小論文や面接でも知識が必要になることがあるので、全体的な流れや教育時事あたりは目を通しておくといいです。
とくに次の3テーマは必須です。
生徒指導提要
学習指導要領
特別支援教育
時事通信出版社の「Twin Books完成シリーズ」などの要点がまとまった教材がオススメです。
■国語の勉強法
国語は出題数が多く、覚えることも限られているため得点源にしたいです。
主な出題分野は次のとおり。
漢字
四字熟語
文学史
文章読解
文章読解以外は覚えれば簡単に点が取れる部分です。なお、最初からガッツリ覚える科目ではないためある程度の時期がくるまで眠らせておいても大丈夫。
■社会時事の勉強法
社会時事は、普段からニュースや新聞を見て情報収集しておけば解ける問題もそこそこあります。
試験直前期(4月くらい)に「速攻の時事」を読んで総復習すればいいでしょう。
■小論文の勉強法
小論文は、「差がつく論文の書き方」でルールを勉強したら、月に1枚~2枚書いて添削を受けていくことがポイントです。
添削サービスは「【教員採用試験の小論文】オススメの添削方法は?添削が必要な理由も解説」を参考にしてください。
③捨て科目の選定
一方で、コスパ・タイパ(タイムパフォーマンス)が悪い(捨て)科目は、
教育心理
教育史
英語
あたりかなと、僕は考えます。
教育心理や教育史は勉強すれば点が取れます。しかし、出題数が少ないので、積極的にやるのは効率的ではありません。
また、英語は出題数で考えれば多いものの、一から覚えるのはとても時間が足りません。
問題の性質上、空欄補充と読解が中心なので、熟語関連を覚えておくくらいに留めるといいでしょう。もちろん、英語が得意、専門な人は積極的に進めてOKです。
このあたりは、あなたの学力や得手不得手で、どの科目に時間を割き、どの科目は捨てるのか考えてください。
④復習メインで進める
また、勉強において重要なのは先に進むことよりもどれだけ復習をしたかということです。
復習するタイミングですが、僕は勉強した箇所は3日連続で見るというルールで覚えていきました。要するにその日に解いた問題は短いスパンで3回見るというものです。
とくに重要なのが翌日の復習。
勉強した次の日に復習しないだけで一気に知識の定着が悪くなります。記憶の法則で有名なエビングハウスの忘却曲線でも人間の記憶力は翌日にガタ落ちすることが立証されていますからね。
最初のうちはけっこうシンドイですが、1カ月ほど続けてみれば結果が見えてくるので、反復練習を意識して勉強していきましょう。
以上が、総合教養試験の概要と勉強方法です。
出題傾向を再度、確認して上手に問題集を使いながら対策していきましょう!きっと、短い時間・期間でも点が取れるヒントがたくさん見つかるでしょう。
このnoteが、少しでもあなたの夢に貢献できたら僕は嬉しいです。
それでは、引き続き頑張っていきましょう!