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【勉強が苦手な人向け】長野県教員採用試験の一般教養で出題傾向を知る3つの方法
すべての受験者が抱える悩みのひとつが「何から勉強したらいいかわからない」ということです。配点の高い科目から勉強はしてみるものの…結局、範囲の膨大さに圧倒されてしまう。どれだけ時間があっても一向に終わりが見えず挫折…。
一方で短期間で合格できている人も存在します。
彼らとあなたの差は一体何なのでしょうか?
その差の大半は、
「出題傾向を理解していない」
もしくは、
「出題傾向を理解した”つもり”になっている」
ことによるものです。
過去問分析をして、頻出科目と分野を知る。そして、その傾向にそって勉強するだけ。たったこれだけ。しかし、これが実に難しい。
そこで本記事では、出題傾向を簡単に知る方法を3つ紹介します。
何から勉強すればいいか知りたい
勉強を始めたいけど出題範囲がわからない
無駄な勉強をしたくない(効率よく勉強したい)
という方は参考にしてください。
概要や試験科目といった基礎的なことを知りたい方は「【科目が多すぎて無理】長野県教採の教職・一般教養は何から勉強するか解説」でまとめています。
一般教養の試験科目・範囲は膨大すぎる
一般教養試験とは、教職教養と一般教養で構成される筆記試験ことです。
問題そのものは高校や大学の教職課程でマジメに勉強してきた人からすれば、それほど難しいわけではありません。
それなのに多くの受験者が悩んでいるのは、試験科目・範囲が膨大すぎるからです。
たとえば2021年度~2023年度試験で出題された科目を見ると、その数は16科目もあります。
【教職教養】
・教育原理
・教育法規
【一般教養】
・人文科学(国語、英語、音楽、美術)
・社会科学(日本史、世界史、地理、政治、経済)
・自然科学(数学、物理、化学、生物、地学)
このように大学受験の3倍近くの出題があります。
また、1科目あたりの出題範囲も広いんですよね…。
![長野県教員採用試験の出題はに](https://assets.st-note.com/img/1670918754196-uKllnNmasS.png?width=1200)
教育原理だけで48項目もあります。他にも15科目ありますからね…。まぁ、シンドイです。
このように試験科目・範囲が膨大なので、「何からどう手をつければいいか分からない」と悩むのも無理はありません。
そこで重要なのが、闇雲に勉強を進めていくのではなく出題傾向を理解して勉強することです。
一般教養の出題範囲を知る3つの方法
出題傾向を知る方法は以下の3つ。
過去問シリーズを使う
らくらくマスターシリーズを使う
このnoteを活用する
1.過去問シリーズを使う
一つ目の方法は、協同出版の「過去問シリーズ」を使うこと。
冒頭に過去5年分の出題一覧表が付いており、傾向を把握することができます。
【メリットとデメリット】
◎過去5年間の出題傾向がわかる
◎問題と解説が手に入る
◎費用が安い(¥1,760)
✕インプット用の参考書・問題集を購入する必要がある
✕在庫が少ない(すぐ売り切れる)
出題傾向や出題形式、レベルを知る意味では最適の1冊ですが、あくまでも傾向を知るためのツールです。直接これを使って勉強はできません。
勉強するとなると、新たに参考書を買う必要があります。
そしてこれが最大の欠点なのですが、
買った(使う)参考書のどこを勉強すればいいのか、
悩む人がけっこういるんですよね。
なぜなら、出題傾向表と参考書がリンクしていないから。
つまり、
傾向を把握する
該当箇所を使う参考書に合わせてカスタマイズする
勉強する
というワンクッションが必要なので、直接的に勉強ができない点は欠点と言わざるを得ません。
2.らくらくマスターシリーズ
二つ目の方法は、実務教育出版の参考書「らくらくマスター」を使うこと。
過去問シリーズと同じく、冒頭に全自治体の出題傾向表が5年分集約されています。
【メリットとデメリット】
◎過去5年間の出題傾向がわかる
◎傾向表と参考書がリンクしているので並行学習が可能
◎費用が安い(¥1,320)
✕最新年度の傾向が載っていない
✕情報量はやや少なめ
過去問シリーズは出題傾向表を自分の使う教材用にカスタマイズする必要がありました。でも、らくらくマスターはその手間がかかりません。すぐに該当箇所を読みこめば勉強できるので効率的です。
しかしここ注意なのですが、最新年度の参考書を謳っておきながら、最新年度の出題データが載っていません。
最新データは自分で集めて集約する必要があるのです。
とはいえ、傾向を把握してそのまま参考書を読み込んで勉強できる利便性は最良。自分で過去問分析できる人にはオススメです!
3.このnoteを活用する
上記1と2の欠点をカバーするために、過去10年間(2013~2022年実施)の出題を科目別・分野別に分類してオリジナルの出題傾向表を作成しました。
【メリットとデメリット】
◎過去10年間の出題傾向がわかる
◎最新年度(=2022年実施)の傾向も反映済
◎傾向表と参考書がリンクしているので並行学習が可能
◎費用が安い(¥1,480)
✕使用教材がオープンセサミに限定される
この出題傾向表は、東京アカデミーのテキスト「オープンセサミシリーズ(参考書・問題集・ノート)」に対応させています。既に使っている、これから使おうと思っている方にはとくにオススメです。
「オープンセサミシリーズ」は、情報量が多くて、高得点も狙えるテキストですが、自治体ごとの出題傾向表が掲載されていません。そのため、「どこから勉強すればいいの?」「全部勉強するのはシンドイ」といった相談が多いんですよね…。
そこで、過去問とオープンセサミを行き来してオリジナルの出題傾向表を作成しました。
テキストの目次と出題分野が対応しているので並行学習が可能です。
使用教材がオープンセサミでない場合は効果をフル活用できませんが、オープンセサミを使っている方はぜひ役立ててほしいです。
詳しくは「【長野県教採の出題範囲がよくわかる】一般教養の科目別・分野別データ【過去10年分】」で解説しています。
以上が出題傾向を知る方法でした。
まとめ
今回は、長野県教員採用試験の一般教養について、
「何から勉強すればいいか知りたい…」
「勉強を始めたいけど出題範囲がわからない…」
「無駄な勉強をしたくない(効率よく勉強したい)…」
という人のために出題傾向を知る方法を3つ説明しました。
まとめると…。
![長野県の出題傾向を知る方法3選](https://assets.st-note.com/img/1670920895463-MyU1vFCuff.png?width=1200)
という感じです。
どういった方法をとるにせよ、「出題傾向の理解」なしに勉強を進めることはできません。
出題傾向を理解し、参考書・問題集の該当部分を読み込めば、効率よく勉強できます。最初から最後まで全ページをやる必要もありません。
複雑で広範囲に及ぶ勉強が必要な教職・一般教養では、やはり出題傾向は欠かすことのできない重要データです。ぜひ、理解してから勉強してくださいね。
以上で本編は終了です。