京都市教員採用試験は難しい?実施結果を徹底解説!
【過去の実施結果】教員採用試験の倍率推移
文部科学省は2022年1月31日、令和3年度(2020年実施)教員採用試験の最終倍率は3.8倍だったと発表しました。
受験者数は134,267人で、前年度から3,775人減少し8年連続マイナス。
長時間労働やモンペ対応など、「教員=ブラック」というイメージが大きく定着しているせいか、教員志望者の低下が続いています。
受験者数・合格者数・倍率の推移
文部科学省の出している統計データが下のグラフです。
【2022年度版】京都市教員採用試験の倍率推移
教員採用試験の全国的な状況や倍率推移はわかったと思いますが、京都市教員採用試験の現状はどうなっているのでしょうか。
この結果は全自治体でも上位10番には入る高さ!
京都市の倍率・受験者数・合格者数の推移
令和4年度(2022年度)の最終倍率は5.1倍で、前年度から0.2ポイント上昇しました。
倍率の低かった校種
中学校技術:2.0倍
中学校家庭:1.4倍
特別支援学校:2.6倍
倍率の高かった校種
中高保体:21.5倍
中学校数学:13.3倍
養護教諭:9.2倍
全国的に小学校や中学は2倍を切る自治体が増えています。
一方で保健体育や社会科、養護教諭は高倍率が続いているため難度は高いと言えるでしょう。
京都市教員採用試験の倍率詳細(教科別)は下記記事を参考にしてください。
京都市教員採用試験の倍率と難易度は「=」ではない。
ここまで解説したように教員採用試験の倍率は減少傾向にあるため、難易度も低下しているのでは?と思う人もいるでしょう。
しかし、本気で教員になりたいと思っている、意識の高い志望者だけが受験しているとすると、倍率が低くなっているわりに、難易度自体はあまり変わっていないと言えます。
一次試験(筆記試験)の難易度は下がる
倍率が減少することで、1番の恩恵を受けやすいのが筆記試験を突破しやくすなることです。
教員採用試験は資格試験のような「○点以上が合格」という絶対評価ではなく、成績順に合格者を決定する相対評価なので、倍率が下がるとそれだけ一次試験を突破しやすくなります。
二次試験(面接)の難易度は変わらない
二次試験移行の難易度は倍率の高い、低いに関わらずあまり変わりません。
一次試験では、そもそもライバルになりえない雑魚(まともに対策していない)も多く混じっていますが、その人たちはいなくなります。
よって、二次試験は本気で教員になりたい人同士での闘いになるので、倍率が高くても、低くても難易度に影響はないんですね。
それだけ面接が重要視されているともいえるので、できるだけ早めに、重点的に対策することが重要です。
まとめ:倍率は参考程度でOK
倍率が20倍を超えるような校種・教科を除けば、倍率はあまり気にする必要はありません。
一次試験は科目や範囲が広いといっても、レベル自体は高くありませんし、初めから相手にするだけ無駄な層も多く混じっています。しっかり対策すれば恐れることはありません。
二次試験移行は人物重視になるので、しっかりと教員になりたい熱意やヤル気をアピールして合格を勝ち取りましょう!