【大阪府教員採用試験】過去問の入手方法と正しい効果的な使い方
はじめに
本記事は、大阪府教員採用試験の過去問を入手する方法と使い方を解説しています。
過去問は実力がついてからの腕試しと思っている人は多いですが、大間違いなので注意が必要です。
また、過去問をどれだけ解いても意味がありませんよ。
本記事を参考に、過去問の使い方・目的を理解して勉強をスタートしましょう!
大阪府教員採用試験の過去問を入手する方法
大阪府教員採用試験の問題と解答は大阪府教育委員会のホームページからダウンロードできます。
以下の記事でも、過去問を見やすいように整理しています。
過去問の使い方は?目的を解説します
出題傾向の理解と戦略の構築
これが1番の使い道です。
出題傾向というのは、簡単にいうと「どの科目・分野から勉強するか?」というデータです。
たとえば、
教育原理:9問
教育法規:4問
教育心理:1問
教育史:1問
という出題傾向があるとしたら、教育史→教育心理→教育法規→教育原理という順番で勉強するでしょうか?
どんなに教育史が苦手でも、教育原理から勉強した方が効果的ですよね。
また、教育原理の分野別出題率が、
教育の基本概念:0%
教授・学習理論:0%
学習指導要領:100%
道徳教育:0%
特別活動:0%
生徒指導:80%
特別支援教育:100%
キャリア教育:0%
だったら、学習指導要領、特別支援教育、生徒指導だけ勉強すればいいとわかります。
最初から最後まで勉強するだけ時間の無駄ですよね。
ちなみに教育原理の出題範囲は…
こんなにあります。1科目だけでこの量ですからね…まぁ、シンドイです。
試験科目・範囲が膨大だからこそ、
最初に過去問を使い出題傾向を理解する
どの科目・範囲から勉強するのか決める
という戦略を練ることが大事です!
なお、一次試験の筆答テスト(教職・一般教養)の出題傾向を知る方法を以下の記事で解説しています。
過去問を何度も解く意味はない
正直、志望先の過去問を何周繰り返したところで意味はありません。
なぜなら、過去問は勉強するものではなく、出題傾向を理解するためのツールだからです。
過去問はあくまで「過去」問であって、同じ問題は出ません(類似問題はでることもあるけど・・・。)
過去問を何度も繰り返すのではなく、出題傾向を理解し、その出題範囲を参考書や問題集で覚えていくのが勉強です。
他自治体の過去問は価値あり
なお、知識の定着や実力確認をしたいなら他自治体の過去問を使いましょう。他自治体の過去問なら類似問題や知識の穴埋めをすることができるからです。
基本的に出題傾向は自治体によって異なりますが、勉強する内容は同じです。
なので、ある程度知識をインプットできたら、全国の過去問を使って弱点を浮き彫りにし、その後の戦略を立てることができますよ。
オススメの過去問題集は教職教養の過去問(2024年度版 Hyper 実戦シリーズ2)です。
大阪府教員採用試験の過去問まとめ
今回は大阪府教員採用試験の過去問とその使い方を紹介しました。
過去問は実力がついてからの腕試しと思っている人は多いですが、大間違いです。
過去問はただ解くのではなく、「こういう問題を出すから勉強してこい」という大阪府教育委員会からのメッセージなんですよね。
過去問に限らず、目的を決めてテキストを使うのはとても大事なポイントです。何となく使って時間や労力を消費しないようにしてください。
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