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Day12: 【前編】無邪気さがいま牙を剥く!恐怖のあつ森検定

こんにちは、ジャコウです!これは息子のタイガと二人三脚で楽しむあつ森ゲーム日記です。

今回はタイガが自作したあつもりけんていの話(前編)をお届けします。

<3行目次>
・僕の机に這い寄る自由帳
・無邪気さ溢れて難問珍問
・感染するけんてい

・・・・・・・・・

タイガは凄い。興味の湧いたことはずっと集中できる。このあいだは鈍器の形を纏ったあつ森攻略本を僕のベッドでゴロゴロしながら13時から16時までずっと読みふけっていた。ほっといたらおやつを食べるのも忘れていたに違いない。

タイガは凄い。あつ森で毎日欠かさず遊んでいる。継続が力であることは大人なら誰しもがわかっているけれど、実際にやり続けられる人は少ない。彼を突き動かしている衝動はまだ誰も知らない。

タイガは凄い。新しいことをやって見せると、見よう見まねで自分で再現しようとする。この前、僕があつ森の謎解きクイズを出したので今度は自分で作りたくてしょうがない。

さて、なぜ僕がずっと親バカ発言を繰り返しているのかというと、いま目の前に置かれている怪文書、もとい、あつもりけんてい(あつ森検定)に困惑しているからだ。

ことの発端はこうだ。

僕はコロナ禍でリモートワークが中心ではあるものの週に数回は出社している。今日はその数少ない会社に出向いて仕事をする日だったので一日、家を不在にしていた。仕事を終えて帰宅すると、書斎の机のど真ん中にタイガのものとおぼしき自由帳が圧倒的な主張を発していた。

スーツの上着をハンガーにかけた後、ネクタイを外しながら鎮座していた自由帳を手に取り一枚ページをめくると、まだ十分に書き慣れていない平仮名たちが紙いっぱいに並んでいる。解読しながら冒頭の一文を読むとすぐにあることに気づいた──

これはあつ森に関する問題だ!

他の人がみたら理解に苦しむであろう文字も並んではいるが、伝えたくて頑張って書いたのだろう。嬉々として問題を考えながら書きなぐっている情景が浮かんできた。そして最後のページにはこう書かれていた。

あ つ も り け ん て い


問題の数は10問。きっとこの自由帳はタイガからの挑戦状に違いない。こうして僕は今日、前触れもなくあつ森に関する自作クイズと向き合うこととなったのである。

子どもの思いつきであるからして問題の難易度はひどくバラついている。無邪気さがいま全力で凶器となって僕に襲いかかってきているのだ。僕自身はあつ森の離島生活をそれほどこなしていないので、タイガからしたらまだまだ初心者であるというのに…

知識もないので問題の質問自体がわからないものも多かった。これも頭を抱える要因の一つだった。少なくとも仕事明けの頭には確実に堪える内容だ。

だから、この事実をまずは好意的に受けとめたいと、タイガの成長を喜ぶところから始めていたのだった。

ちなみに、肝心の本人はというといまはもう寝る時間が過ぎているので既に夢の中である。なんとも羨ましい。僕も早くふかふかのおふとぅんで横になりたい。

さてと━━

着替えと気持ちの整理がついた僕はけんていに向き合うことにした。まずは書かれている問題をひとつひとつ理解することからはじめよう。

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※実際の自由帳の様子

丁寧に読み解きつつ、これまでのタイガとのやり取りも踏まえ意訳するとこんな感じになった。

問題1:
つりざおでできるものわな〜んだ?
(ジャコウ意訳: つりざおを作る材料はなに?)

問題2:
あれきさんどろすばねをつかまえたいいかたは?
(ジャコウ意訳: アレキサンドラトリバネアゲハを捕まえた時のコメントはなんて言う?)

問題3:
あゆのつれるつきは?

問題4:
りとうしでとれるじゆうにんものわなんだ?
(ジャコウ意訳: 離島に行って見つけられる住人は何人?)

問題5:
かじきのねだんわなんだ?
(ジャコウ意訳: カジキを売るといくらになる?)

問題6:
あいあんはんがーすたんどのじゆるい
(ジャコウ意訳: アイアンハンガースタンドは何種類ある?)

問題7:
ぶびあんかのくちぐせわはなに?
(ジャコウ意訳: ビアンカの語尾はなに?)

問題8:
さそりのもけいのあしなんほん?

問題9:
とたけけのみひつきよく?
(ジャコウ意訳: とたけけの秘密の曲は何がある?)

問題10:
たいがとおなじたんじようびのしとはだれ?
(ジャコウ意訳: タイガと同じ6月6日の誕生日の住人は?)

・・・・・・・・・

くっ…即答できる問題が一つもないだとッ!!

あまりの難しさに笑みすら溢れた。作ったタイガも答えを知らなそうなのでそんなところも可笑しくて仕方ない。かろうじて問題1がわかりそうだったが自信はない。心底お手上げな状態ではあるのだが、こんな問題を作れるくらいには成長しことを感じて心の隅ではどこか嬉しさもあった。

どうしたものか──

小さく呟きながら机の上に突っ伏すとガラスの天板のひんやりとした感覚が頬に伝わった。疲れた体にはちょうどよい心地よさだ。どうせならこのまま寝てしまいたい。

攻略本に答えが載ってるかも?

眠気を誘う心地よい冷たさを頬に感じながら真っ先にそんなことが思いついた。よろしくない効率厨の癖だ。すぐさま自己否定する。

ダメだ、それでは面白みに欠ける。せっかくタイガの考えたコンテンツなのだから、全力で楽しむなら攻略本は最後の手段だ。

まずは自力での調査で回答しよう。そう心に誓ってすぐ、僕はある考えが脳裏をよぎった。

どうせ自分で考えるなら一緒に考える仲間を増やしてしまおう?

我ながらナイスアイデアだと思った。暗くて気の進まない道が一瞬にして明るく賑やかになった。見方を変えれば恐怖的連鎖の所業であり、少し前なら呪ますのスパイラルでみられた現象だが、これはあつ森のクイズだ、けんていだ。きっと楽しんでくれるに違いない。

こうして僕はあつ森の相談役であるまほちゃん(仮称)に再び連絡を取ることを思いついた。困ったときのまほ神様である。

つづく。

■今回のベストクエッション

攻略本に答えが載ってるかも?

■あとがき

例によって、今回の「あつもりけんてい」の答えがわかった人はぜひコメントにどうぞ ٩(ˊᗜˋ*)و

まだどれも答えがわかっていないので内容次第で後編が変わります!笑


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