Empowerment: 1
「人が持っている力を引き出し、湧き出させることを意味し、個人や集団の潜在能力を発揮させる考え方」とのことで、昨今ビジネス系ブログで半ば乱用されている単語ですね。
ニュータイプ・無想転生・界王拳
僕は45歳なので、小学校1,2年生でファーストガンダム、6年生でZ、中3で逆シャアと、ガンダム漬けの思春期、その他アニメだとAKIRA、攻殻機動隊、エヴァンゲリオンなどのビッグタイトルがリアルタイム。漫画だと少年ジャンプ、北斗の拳、JOJO、SLAMDUNK、ろくでなしブルース、DRAGON BALL... etc 600万部達成時代のいわゆる黄金期に加え、風の谷のナウシカ(漫画版、全7巻)など、幸運にも日本発コンテンツをリアルタイムに享受できた世代です。総てに共通するのは、仲間と共に戦い、経験を経てより高次元の強さや能力を獲得して、イベントを乗り越えていくRPG的なストーリー、つまりエンパワーメントの連続性が主題のコンテンツばかり見てきたことになります。
音楽・アート・映画
話はズレるけど、ついでに音楽のことも書いとこう。僕が10代、20代を過ごした80年代〜90年代は、音楽もそれなりにヤバかったかと思います。小学校1年生の時に従兄弟から坂本龍一さんの”B2-UNIT”を聴かされ、今で言うエレクトロニカに目覚め、MTVやビルボードのチャートの音楽をはじかみつつ、ニューウェイヴ系バンドに突入、NEW ORDERなどのマンチェスターサウンドからTHE JESUS AND MARY CHAIN、MY BLOODY VALENTINE などのシューゲイザー、好みです。ニヒルだな。と。
My Bloody Valentine “Who Sees You”
並行してGROUND BEATやハウスミュージック、やTHE ORBなどのアンビエントテクノ、A TRIBE CALLED QUEST、BEASTIE BOYSなどのHIP HOP、あとはUS3やUNITED FUTURE ORGANIZATION なんかのACID JAZZも当時のイエローあたりでよくかかってました。WARP RECORDSのアーティストは今でもタイムリーに聴いております。もちろん、生まれる前からの遺産であるTHE BEATLES(RUBBER SOUL以降ですけど)やTHE VELVET UNDERGROUND などのエクスペリメンタルなサウンドも大好きです。ついでに70年代のファンクなMILES DAVISなどもカッコつけて聴きました。
まさに雑食かつ聴くだけバカなのかもしれません...
アートはどうだろう... 基本的に現代アートと言われるものが好きだったんでしょうか。
とはいえ、マルセルデュシャンから端を発する系譜、つまり、これも何かしらPUNKなメッセージがこもったものに惹かれていたんでしょうか。60’sのポップアートや、フルクサスなんかもその延長ですよね、詳しくないけど。
現代ではTATITA DEAN、CARSTEN NICOLAI、CRISTIAN BOLTANSKIなんかが、雰囲気的に好きな世界です。雰囲気。
映画は書くのめんどくさくなったのでやめとく。
サイコフレーム・NT-D mode
さて、大人になり、タイトル写真の機動戦士ガンダムUC、ユニコーンガンダムを見たわけですが、実はフル・フロンタルという強化人間、わりと好きなんですね。人の総意の器、つまり残留思念を拾いそれをエンパワーメントしている仕事っぷりに惚れます。しかも無感情。惚れます。ネオジオングのあの円形の何かはもう無双ですね。
ところで、残留思念というより、”死からの復帰”を望む人の為の身体のアーカイヴはすでにあるみたいです。ガンダムのニュータイプ思想のルーツであるヒッピー文化の大者で、LSDによる脳の覚醒を提唱したティモシー・リアリー氏も首から上をこちらに冷凍保存されているようですね。
ALCOR LIFE EXTENSION
大気圏外進化論 (ティモシー・リアリー)
https://www.amazon.co.jp/dp/4845710358/ref=cm_sw_r_cp_api_i_r65CCb1T81G84
身体の復活と、ai 等の技術、それらの融合が、強化人間(ホモデウス 的な?)何かに進化していくでしょうね。テレパシーやイメージ共有ももうすぐ夢じゃなくなるのかもね。こわいけど..
戦後・経済成長・無機質化・脱力
話は急に飛ぶのですが、ご存知の通り日本は74年前に硫黄島、沖縄戦など各島嶼での陸戦、さらに大都市への連日の空爆、そしてとどめの原子爆弾などでフルボッコにされました。上述のアニメでもそのトラウマが根幹となっているのは如実ですね。
戦後、いわゆるバーンアウトから見事に復興した感じですが、敗戦により国家のアイデンティティを喪失していくという不治の病にも侵されてしまった。下記は有名な三島由紀夫の台詞です。
このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう
2/3位当たってますね。残りの1/3は、果たして経済大国として持続可能か否か?と言うところでもはや疑わしいので、そう書きました。
ハード志向の日本は、デジタルで本当に出遅れてしまって、今やアジア地域でも周回遅れになりつつありますから、放置しておけばこの先もどんどん引き離されていくんでしょう…
東京などの都市部の”意識高い系”の一部を除いて、地方に目を向けると、というか、実際に交流してみると、グローバルアイの欠如と、無関心、脱力感を垣間見ることができます。もちろん、全員ではないけれど。
少子化・移民・生産力維持
僕は昭和48年度生まれなので、現人口ピラミッド、1番、210万人くらいのボリュームゾーンになります。他方、息子は2006年度生まれ。105万人くらい。丁度半分です。困りますね。
個人的に危惧しているのは、世界的に見ても稀有なインフラの維持は誰がやるの?になります。経済成長時に鍛錬され、かつ山がちで狭小、天変地異に見舞われやすい国土にアダプトしたマニファクチュアリング、技術はそれなりにすごいので、これは是非に維持していただきたい。建設現場などを横切ると、海外からの労働者が多くなりましたが、しっかりOJTされているかな?祖国に戻られた時、それを還元されられるかな?それより日本が好きで、ずっといてくれるかな?などと徒然に考えます。
そして、我が子世代は、人の数が半分になった分、単純に2倍、経済成長を続けていくのであれば、シャア・アズナブルばりに3倍の生産力が求められます。しかしながら、そんなに簡単でもない。状況的に、そして心理的にとても難しい、底の深い病理に蝕まれてているわけですね。長生きしすぎな誰かがいる限り。
土壌の改善・エンパワーメント
我々バプル世代の不埒さ、その親の高度経済成長時代のような従順な思考パターンが負の遺産として蔓延る日本を、海外からの友人と手を取り合い、変様させて行くことができるか。
その土壌を洗浄して、彼らのステージ作り、つまり何かしらエンパワーメントをしてあげなければなあ、と、感じています。
さて、偉そうに書きましたが、この僕に何ができるか。
問題は先ずそこからですが、草の根主義で考え、行動を続けて行かれればとおもいます。
はじめたばかりだが、具体的な動きは、
SENSIBILITY とEFFICIENCY がある外国籍の人財の招聘
ですかね...
これは続けて行こうと思います。
※追記や、関連画像やリンクなど、気が向いたらアップデートしていきます。
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