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リバーブのかけ方の基本:スネアとリムショットで決める空間感

キシングでリバーブを適切にかけることは、
ボーカルをオケに馴染ませる重要なポイントです。
今回は、スネアやリムショットの広がりを基準にした
リバーブ設定について解説します。



リバーブの空間感はスネアとリムショットで決まる

リバーブを設定するとき、
どのくらいの広がりを持たせるか迷うことがあると思います。
そんなときに役立つのが、
オケに含まれるスネアやリムショットの響きです。

スネアやリムショットの音は、
ドラムの中でも特に空間の広がりが分かりやすく、
ルームリバーブの基準として最適。
これらの響きを基にリバーブのサイズ感を決めると、
楽曲全体の統一感が出やすくなります。

リムショットの広がりを参考にする理由

リムショット(スネアのリム部分を叩いた音)は、
スネアよりも繊細で、
オケの中で自然な広がりを持つことが多いです。

このリムショットの広がり感に合わせて
ボーカルのリバーブをセットすると、
ボーカルがオケと馴染みやすくなり、
違和感のないミックスになります。

  • ✅ 広がりすぎるリバーブはボーカルが遠くなりすぎる

  • ✅ 狭すぎるとドライになりすぎてオケと分離してしまう

このバランスを取るために、
リムショットくらいの空間感を目安にしましょう。

リバーブ設定の具体的な手順

1.オケのスネアやリムショットの響きを確認

• どれくらいの広がりを持っているか耳でチェック

2.リバーブのルームサイズを決定

• リムショットの響きに近い空間感に調整

3.ボーカルにリバーブを適用

• リバーブの長さや密度を調整しながら、オケに馴染むようにセット

4.全体を通して違和感がないか確認

• ボーカルが埋もれすぎないか、離れすぎていないかをチェック

まとめ:リバーブを自然に馴染ませるコツ

  • ✅ リバーブのサイズ感はスネアやリムショットの響きを基準にする

  • ✅ リムショットの広がりに合わせると、ボーカルがオケと自然に馴染む

  • ✅ 広がりすぎず、狭すぎない適切な空間感を意識する

リバーブは感覚で調整しがちですが、オケの要素を参考にすると的確に設定できるようになります。
ぜひ試してみてください!

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