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リバーブ&ディレイの処理方法|不要な成分を整理してクリアなミックスに

ミキシングでは、リバーブやディレイを適切に処理することで、
楽曲のまとまりが大きく変わります。
「なんとなく空間系を入れているけど、音が濁ってしまう…」
という悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?

今回は、リバーブとディレイの不要な成分をカットし、
スッキリとしたミックスにするための方法を解説します。



リバーブは大雑把にカットする?その理由

リバーブは、音に広がりや奥行きを加えるために
重要なエフェクトですが、
不必要に広がりすぎると音が濁る原因になります。

そのため、ミックスの段階では
大雑把にカットするくらいがちょうどいいのです。

リバーブ処理のポイント

  • 余分な高域をカット(シャリシャリしすぎるのを防ぐ)

  • 中域をガッツリ削る(こもった音にならないように)

  • 低域は基本的にカット(モコモコ感をなくし、クリアなミックスに)

特にボーカルミックスでは、
中域に他の楽器やボーカル本体の成分が多く含まれているため、
リバーブの中域を削ることでスッキリした仕上がりになります。

ディレイの処理|残響音を整理する

ディレイは音の厚みを出すために使われることが多いですが、
過剰に響くと音がぼやけてしまうため、
しっかり整理することが重要です。

ディレイ処理のポイント

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