屋久島編〜 「木がいい」
無数の菌たちに護られ
無類の虫たちに愛され
その根をしっかりと土中に伸ばし
抱きしめ合うかのように
支え合う木がいい
容赦なく畳み掛ける嵐の夜を
菩薩の微笑みを浮かべながら
その枝を大きく拡げて、土中の生物たちを包み込む木がいい
静かなときも
荒れるときも
こころ穏やかに揺蕩う
そんな逞しい木がいい
(「木がいい」2024 小澤まゆか)
無数の菌たちに護られ
無類の虫たちに愛され
その根をしっかりと土中に伸ばし
抱きしめ合うかのように
支え合う木がいい
容赦なく畳み掛ける嵐の夜を
菩薩の微笑みを浮かべながら
その枝を大きく拡げて、土中の生物たちを包み込む木がいい
静かなときも
荒れるときも
こころ穏やかに揺蕩う
そんな逞しい木がいい
(「木がいい」2024 小澤まゆか)