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ぐさぐさでぐしゃぐしゃ

2023年4月30日。4月の最終日。日曜日が最終日で区切りがよい。
月末はフィジカルでつけている日記帳を読んで、どんな1か月だったかを振り返る。どんな本を読んだとか、銭湯何回行ったかとか、あそこのご飯がおいしかったとか。

【紹介できなかったがめちゃくちゃよかった部門】
音楽:百鬼夜行 - SEMENTOS
 とにかくかっこいい。
映画:もう一度生まれる/堀川湧気
 施設が生き物に見えて愛着がわいた。
本:ディレイエフェクト/宮内悠介
 程よいフィクション感のある物語。現実の見方が少しずらされ妙な読後感がある。
漫画:いやはや熱海くん/田沼朝
 ことばのキャッチボール、受け取ってから投げるまでの描写が丁寧。そしてみなしっかりボールを受け止めている。
外飯:新代田・バサノバのカレーそば
 カレーがおいしすぎて、替え玉じゃなくて追い飯頼んじゃった。


今年はnoteの投稿回数もカウントしていて、今月は13回も投稿していた。よっしゃ。
これは4月中旬のできごとがきっかけだろう。

時は4月中旬に遡るーーー

夕方、有楽町の銀座ファイブに着く。
銀座ファイブは初めて訪れた。よく言えばバブルな佇まいがそのまま残っていた。普通に言えば、大阪の駅ビルみたいな雑居感であった。ゲームっぽく言えば、最新作のシックスに比べだいぶ解像度が低かった。ハードの違いを見せつけられた。マップを2階にあがる。縮尺がバグってたのか、思いのほか長い通路を歩き、目的地についた。
マリフォーチュン。占い屋さんだ。

わたしは最近知ったフニラさんの占いをうけにきた。
グッドネイバーなポップアップで出張占いにきていたが、受けてた複数の友人が軒並み爆アガったと言っていて、なんだそれは・・・!!と思った。しかしその日はタイミング合わず受けられなかったので、今日ここを訪れ受けたのである。

よき隣人のバイブスによってすぐに打ち解けることができた。
生まれ持った星(ホロスコープ)とタロットカードの2つ選べて、直近(3か月~半年)の話題にはタロットカードを使って導いてくれた。


①今の自分

記憶を頼りに書かれたタロット①

おびただしい剣のささった人が倒れていた。
(のちの調べで剣の10と判明)

「刺されすぎて、血もでてないですね・・・」

ぼろぼろだった自分が暴かれる。力尽きて横たわっていたのだ。
ぐさぐさにさされたぐっさんだったのだ。
しかし死に切って、これから復活していく状態らしい(黄色の空)



②書き物について

記憶を頼りに描かれたタロット②

崖っぷちにさすらう人と、一緒にはねる元気な小動物のカードがあった。
(のちの調べで愚者のカードと判明)
もっと自由にありのままはじけて書くと広がる、らしい。


占いを個人的に受けるのははじめてだったが、カードに絶対的な意味はなくいかに受け止めるか・解釈していくかということに重きをおいていた印象があった。カウンセリングに近く医学的でもある。
そしてフニラさんは、はつらつとしていて、そっと背中をおしてくれた。やっぱりグッドネイバーであった。
話していてたのしいひとときだった。


そして時は動き出すーーー


こうして自由を手に入れるべく、ここ最近書いてみた次第である。
文學界新人大賞の金原ひとみさんのコメント「何でもいいよ!小説書けたら送ってみて!」のテンションである。
沈みかけていた思いが、言語化することで形になるのはよかった。転がすことで思わぬ表現になり、新解釈を手に入れることができた。
ただ一発の完成度が低くなりがちで、いいねの数とそこそこ比例していた。

あと愚者のカードを図書館で調べていると、いろいろな解釈が出てきて面白かった。

この男は、世間の声に反応しない。だから人は彼を『愚者』だと思っている。だがこの『愚者』は、太陽の動きが、本当は地球の回転によって引き起こされているということを知っている。この世界がぐるぐると動いていることを知っているのだ。「聖なる愚者」「智をもつ阿呆」という、イメージがそこから引き出される

鏡リュウジの実践タロット・リーディング もっと深く占うための78枚


オルタナティブが大好きなひねくれものとしては、ほめことばとして受け取った。あとは愚者(「ぐ」しゃ。)の響きにも勝手に親近感を覚える。
ぐさぐさでぐしゃぐしゃなわたしの見つめる先はーーー

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