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Technique フィボとダウは優秀な補佐役

前回はPAの捉え方についてお話ししました。
今回はフィボナッチリトリートメントとダウ理論について話していきます。

タイトルで補佐役と言っていますが、この2つも大変重要な意味をなしています。
なぜなら有名なインジであり、概念であり、皆が使用しているから。
皆が使用しているために大衆心理が働きます。
言っていることは分かるが、真意が知りたいんだよ!とお思いですよね。
もちろん私なりの理解をこれからお伝えしていきます。

まずフィボについてですが、以前は全く使用していませんでした。
というのもチャートはフラクタルでランダムウォークするの概念が強すぎて、
「フィボは定規か、おまじない程度でしょ」
と考えていたからです。
フィボジャンキー(リスペクトを込めてます)の皆様、ここでお詫び申し上げます。
過去の私が大変失礼致しました。

この概念が入ってから勝率が上がるようになりました。
なぜなら「待てる」からです。
エントリー根拠としてよく効くし、外しても淡々とトレードが出来るようにもなりました。
これをどのように使うか。

直近高安にフィボを引く。
0.618か0.786に到達したらエントリー。
これだけです。

一見聞くと手法のように捉えられるかもしれません。
ですが、私はこれは概念だと思っています。
理解や認識の違いかもしれませんが、私なりには以下のように考えています。
以前SRラインの事をお話した際にチャート形成によってエントリーを検討するとお伝えしました。
ここにもそれが当てはまります。
どうして0.786まで到達したか。
その真意をくみ取る必要があるのです。

少しだけお伝えするとしたら。

現在高値をつけたが大口の利確で急下降したとします。しかしチャートとは急に止まらないし反転しない。再度上昇を試みます。

あなたがロングポジションを持っていたとしましょう。急下降で含み損を抱えてしまう羽目になりました。運良く上昇し始めて、トントンもしくは含み損減少(これなら切ってもいいや)と思ったら、ポジションをリリースしたくなりますよね?

この原理です。その場所がフィボを使って心地よく感じる場所とリンクすると、より優位性が増します。

横軸を使った到達?急上昇しての?上げ下げが激しかった?等、メタな視点で把握していき、それが何故起こったのかを理解するとよりエントリーに優位性が増すと思っています。


もう一つのアジェンダであるダウ理論にも触れさせてください。
フィボの0.786に到達するまでにダウが効いているか否かも判断基準の大事な部分です。
このダウ理論は、海外では新人トレーダーが一番最初に学修すると言われているくらい、大事な概念です。
それは個人トレーダーも然りだと思います。
もちろんあまり意識されていない方もいると思います。
それは投資は正解が無いのと同じく、考え方も千差万別なので否定しません。
大事なのは、皆が使用しているものは大衆心理が働く。そこが本質です。

また、ダウ理論だけを取り上げた良本が見受けられません。(もしご存じの方がいらっしゃったら、教えて頂きたい!) それだけ本質だから出版社が取り上げないと思っています。ここら辺は資本主義に関する話題ですね。

さて、これらをトレードに使用する事はお伝えしました。
大口投資家がこれらを利用してどのように皆さんからお金をぶん取るか?
それを念頭に置いて考えてみてください。
自分目線ではだめですよ。

テクニカルの話が続きましたね。
次回はそれから離れてマーケットの相関関係についてお話します。

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