1月3日 日本でお花を飾ることが日常となる日は来るのかしら?
よく聞きますよね。
パリの人たちはマルシェで野菜や果物を買うのと同じように、日常的にお花も買っていくと。
パリでは男性もよくお花を買うのですが、
ラフに包んだお花をさっと持って歩いている方なんて見つけてしまうと、きゅんと♡してしまいます。
我が家もお花はいつもそこにあるものだったので、お花に対する感覚が麻痺していました。
お花に対する感覚の違い気づいたのは私がお花屋さんをはじめようとしていた時。
(正直なところ、自分がお花屋さんなのか?何者なのか?よくわからないのですが…)
旧友達とチャットをしていた時、お花屋さんをはじめようと思うと宣言したところ、
「来年の母の日は園香からお花を買いたい。」
「web storeがあったら便利だな。」
と言われたんです。
お花を買うのは母の日だけなの?
聞きたかったですが、言ってはいけない気がして文字を打つ手を止めました。
社会人になってから、フライト以外の日は疲労困憊で倒れているか、花活しかしていなかったので、周りにはお花を日常とする人しかいつの間にかいなくなっていたんです。
世間のお花飾りに対する感覚を知ったのは、この時がはじめてだったかもしれません。
それは私にとっては軽く衝撃でした。
お花があると、ふと視界に入るだけでも生活が華やぐんです。
綺麗、可愛い、良い色味…
ちょっとしたポジティブな心の動きが起こるなんて素敵ではありませんか?
お花は大層なものでなくていいんです。
一輪でも数輪でも…
お花を生けるのにも花瓶は特に要らないです。
普段使いのグラスでも、マグでも、ピッチャーでも、デキャンタでも、なんだってお花を飾れば花器です。
欲張りを言うと
お気に入りの花瓶がひとつあったら、更に楽しみや幸福度は増しちゃうんですよ♡
こちらはMAISON LOU parisさんのオンラインストアで購入させて頂いたvintageの一輪挿しです。(画像はMAISON LOU parisさんのshopからお借りしました。)
お花を入れなくても、これだけ置いておくだけで素敵です。
ちょっと押し付けがましいですね。
ただ本当にお花の香りや彩りを楽しむことが、生活に根付くといいなと思っているんですよ。
もちろんお花を特別なものとするのも素敵だとは思うのですが、スペシャルなお花と普段着のお花はまた違ったものだと思うのですよね。
蕾から段々と咲き誇り、そして朽ちていく様を愛せる日々を過ごすのも良いものです。
「モノノアワレ」と言う言葉に美しさを感じるんです。
ほんの少しだけど、とってもお洒落で素敵でときめいてしまうようなお花のサブスクとかしてみたくなります。
そんな事が私にできるかわかりませんが…
お花を日々の生活のものとする日常が、日本の文化になるといいなと想う、今日この頃でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?