蜘蛛糸の垂れ流し・2024/09/16


今日の情報

2024.9.16

天気:曇り。最近晴れてたのによりによって洗濯する日だけ日が出ない。
時勢:
野球:引退報道が出る頃ですが、中日は田島が引退。散々ネタにもしましたが、いい投手でした。お疲れ様でした。

書き散らし。

グランドフェス(スプラ3)

 スプラのフェスがありました。グランドフェスということで、スプラ3最大のフェスですね。基本的にスプラって対戦ゲームなのですが、世界観の作り込みが素晴らしいので異世界読み物としての価値もあります。というかそっちも本体。今回のグランドフェスは特にその要素を強く感じましたね。
 世界観上では元々主人公格というか中軸となる音楽アーティストがいて、フェスに合わせて街も盛り上がるような文化圏なのですが、今回は対戦ゲームから切り離されて"音楽フェス"であることを強く表現してきましたね。

 ロッキンとかでしょうか。屋内野外問わず音楽フェスとかコンサートとかって行ったことないので伝聞ないし想像ですが、まあそうした野外フェスのライブがゲーム内できちんと描写されてました。クラゲの観客とかライブの演出とかも作り込み凄いし。対戦ゲームだけに注力してたら明らかに工数足りてないよねこれ。
 世界観描写も本体ということを再認識した感じ。ゲーム性とは離れた部分ですが、だからこそ大事にされるべき要素ですよね。

 観客のクラゲが一体になってライブにのめりこんでるせいで、地面と見まごうほどの一体化した動きを見せており結果として酔いました。船酔い。ただでさえ最近スプラしんどいのに。

みんなに薦めたい1冊の本推進事業

 ちょうど1週間というか帰りの電車30分×4日の実働2時間ほどで読んだ本があります。これ。

 佐藤オオキ氏、「半径50メートルのセカイ」。
 氏は東京五輪の聖火台デザイン等を手掛けた方なのだそうで。恥ずかしながら知らなかったですが、単に本屋で見つけて面白そうだったので買いました。

 面白かった。というかこういうタイプの本を求めてた。
 エッセイ系の本で、氏が日頃のちょっとした気づきを元にそこに紐づく思考と、それに関するデザインの話。非常に面白い。日常のふとしたこと、意外と基準の分からないウォシュレットのボタンだとか、命名故に牛乳を飲むには適しなさそうなワイングラスだとか、そうしたちょっとしたことが積み重なってデザインに繋がる。
 こうした一見すると直接的には関係ないものが実は繋がってるような、そしてそれを認識できる思考法というのは非常に好きです。連想ゲームの延長線。日常のちょっとした疑問、ちょっとした違和感、別に何にもならないかもしれない何かに思いを馳せられるというのも、素晴らしいことだと思います。個人的に人間が目指すべき、備えるべき姿勢や素質というのも、こうした何かを大事にできる姿勢、それを可能にする思考の下地や余裕だと思ってます。

 あとおまけのような書き方でこれも本編ですが、氏の文章面白いですね。各章の構成自体は大体同じなんだけど、日々の気付き等のきっかけ等を伏線にして、最後にきちんと回収してる。是非皆さん読みましょう。文が面白いし日常的だからサクサク読めます。

終わり

 おしまい。上述のデザインの本、久々の日本語で感動してましたが、そんなこと抜きで面白いからページが進むタイプの本でした。やっぱフル英文はキツい。

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