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Nollがヘアドネーションをした
先日、娘Noll(12歳・NFTクリエイター)が
ヘアドネーションをしました。
きっかけ
Nollは3年半前から髪を切りたがらなくなりました。
はじめ、私はそれがなぜか知らなかったので
「早く切れば」「なんで?暑いよ」と言い
彼女は理由も言わず「やだ」「切りたくない」と反発していました。
そんなやり取りが1年ほど続いた時、
「ヘアドネーションしようと思って」
Nollが、ぽつりと言いました。
「え!そうなの?!じゃぁ協力するよ!」
私はためらうことなく賛成しました。
しかし、びっくりしました。
私からヘアドネーションを教えたことが無かったからです。
あとから聞いたのですが、
新聞とテレビで見て
「どうせ伸びるものだし、ついでに誰かの役に立つし、挑戦してみよう」
と思ったようです。
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意外と大変
「うちのワガママ娘が、とうとう
『人様の役に立ちたい』と思ってくれたんだ!」
深く感動した私は、
毎日せっせと洗い、乾かしました。
当然ながら、だんだん長くなる髪。
しかも娘は髪の量がすごく多い。
日々のケアは思った以上に大変でした。
夏はとくに暑くて大変。
湿度が高いとなかなか乾かず
長時間のドライヤーが必要です。
まもなく洗髪は自分でやるようになりましたが
ドライヤーは大変なようでずっと私が乾かしていました。
私の実家に泊まった時は母が… ありがとう。
切り時はいつか
切り時はいつか、これがなかなか難しい。
調べてみると
ヘアドネーションには15cmと31cmがあって
31cmに挑戦したいのだと。
31cmの少し上をゴムでしばり
さらにその少し上をカットし、
その後きれいに切りそろえるので
なりたい髪型から36-37cmは必要でした。
もう、暑いし、重いし、
切りたくて、切りたくて、切りたくて。
「まだ?」「そろそろ?」
今年の夏は毎週のように髪の長さをはかっていました。
やっと十分な長さに達し、美容室を予約しました。
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切ってみた
なんと、断髪式をやってくれました!
髪の束に、一番最初に自分でハサミを入れ、
そこを動画と写真におさめてくれました。
私は横でこっそり涙ぐんでいました。
かわいくカットしてくれてNollもニコニコです。
最後に美容師さんが
「またヘアドネーションする??」と聞いたら
「しばらくやらない」・・・
そりゃそうですよね! Nollちゃんおつかれさま!!
帰宅して、ヘアドネーションの団体に送付しました。
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さいごに
ヘアドネーション自体は良い事ととらえられる場合が多いですが
「そもそも髪が無いと生きづらいと感じさせる社会が良くない」
という議論もあります。
正直に言うと私は、
ヘアドネーションのことも、
髪が無くて生きづらい社会のことも、
知ってはいたけれど
自分が関わるべき事として深く考えたことがありませんでした。
8歳にして自分で気づいて、自分で決断した娘はすごい。
3年半の間、ヘアドネーションをするという気持ちを持ち続けた、
本当に大変なことを成し遂げた、娘の事を誇らしく思います。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
NFTも続けていきます。これからもよろしくお願いします。
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