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2025.2.20木曜日.晴れ

午前中からバタバタとで息付く暇のない1日。
今わたしの職場、コロナ陽性者が増えてきていて。
といっても、同じ法人、同じ敷地内ではあるけど、別事業所で別棟の方々が相次いで罹患してる。
それで、わたしお昼ご飯を社内食堂にいつも頼んでいるのだけれど、その社内食堂が、コロナ陽性者大量発生の別棟にあるわけ。
そのため、通常なら長い廊下で繋がれている社内食堂の棟と私の働く事業所のある棟なんだけど、感染予防のため、廊下が通行停止。-1℃、2℃のところ、靴を履いて外に出てぐるっと回らなきゃならないって言うじゃない。ただでさえ、会議があって、1日に1回は行き来するのに、食事の時までいいかな、こんな時じゃないとコンビニご飯食べれないし、と思い切って今日と明日のお昼ご飯を止めてみた。
ほとんど毎日会社から祖母宅に寄ったあと、夫と電話を繋げ他愛もないことを話帰る。厳密にいえば、わたしの妹も混ざれるようにグループ通話で話すのだけれど、妹の仕事終わるのが日に日に遅くなり、最近ではわたしが自宅に着いて、ご飯を食べ始める頃、ようやく「もしもーし」と声が聞こえてくる。
その夫との通話の中で明日は久しぶりにコンビニご飯にしようと思うと言うと、ワンタンスープは家にあるから持ってたらと。
うんうん私もそれは思っていた、コンビニでお昼ご飯買おうとすると1000円くらいかかる。
それから、コンビニご飯は添加物すごいから、1つおにぎり持っていきなと。
うんうん、握ってもらえるのはありがたいと提案を飲む。夫からは「あんたもこの前パチンコ行ったんだから、お昼ご飯自由に食べさせてって言わないの○○ちゃん(わたし)はすごいよね」と褒められる。
夫が数える程度しかパチンコに行かないのもそうだし、人に別な提案をされたら諦められるほどの欲求なのだ。わたしの欲求など。
コンビニでご飯もの2つに、サラダみたいなの食べれるだけでいつもと違くていいやと思って、朝は人いっぱいで寄る気起きないから、帰りにおにぎり2つと小さなサラダ買って帰った。
今朝起きてきたら、ドーン。

おにぎり2つじゃん‪\(ᯅ̈ )/‬
しかも海苔別なんて、マメすぎる。
いつもおかずだけ作っておにぎりなんて数える程度しか作ったことないのごめんじゃん!

結局お昼2つ買って来たコンビニのおにぎりは1つ封印して、夫のおにぎり2つとコンビニのおにぎり1つ食べたんだけど、なんでコンビニのおにぎりをあんなに恋しく思ってたんだろうと思えるほど、夫のおにぎりがうますぎた。

マシュマロを投げ合う世界。

午後は今日で最後の出勤の先輩の送別のお花を買った。
お花に無頓着な先輩も貰って少しは嬉しい気持ちになりますようにという願いを込めて30代でお花に無頓着の方でもわっと心躍るような花束をお願いしますなんてふてぶてしくオーダーした。

先輩は喜んで、一対一で
丁寧にお礼を伝えてくれた。

わたしが気分が下がっている時、地域の集まりに連れ出してくれた、ふてぶてしいあたしはこんな集まりに連れ出すよりなんか甘い物買ってくれよなんて思ったことあったけど先輩は保健師。
思い返せば一時期超重量級だったわたし。食べても食べても満たされず、気分が下降していくだけだったわたしを鬱のループから、食べること以外で気分転換が出来ると教えてくれようとしたのかもしれなかった。
確かに、人と話すのは億劫で、自分から出ていくことはなかなか出来なかったけれど、連れ出してもらって色んな人と喋るとやっぱり気は使ったけど、とても楽しかった。
フットワークが軽くて、話をさらりと聞いたら、次にはもう訪問してるような人で、身体状況が不安定で、救急車呼ぶべきか、どうするべきか悩むケースに一緒に来て欲しいと頼むと嫌な顔ひとつせず来てくれたな。
たまーに研修帰りとかで美味しいご飯屋さんに連れていってくれたな。
心臓の手術を若くして受けていて、保健師で共感出来ない表現も多くあったけど、自慢も多いし、ビッグマウスなところはあったけれどネガティブなことは吐かない人だったなあ。
利用者さんからお手紙と言われて渡された手紙にお金が入っていたこと、そのまま黙っていれば私しか同行していないからバレることも無いし、普段固くお菓子すらも断る我々なのだ。最後くらい不可抗力と通せばいいのに、同じ事業所の全員がいる所で白状しちゃうんだから。思わず私はみなまで言わなくていいのにと言って苦笑した。その利用者さんは92歳。わたしが引き継いだ。所長は、誰がこの仕事についても平らな対応をすべき。良くも悪くも「あの人は出来たのに、あの人は受け取ったのに」はなしにしようという方針だ。わたしもその方針に賛同する。だから、もしこれからわたしが居なくなることがあったとしても、この92歳の利用者が、わたしにお金を渡すなんて発想に至らないほど長生きするのを見届けたらにしようと思うのだ。

先輩の最後の出勤日うまく話すことが出来なかったけど幸せに過ごしてくださいと強く願った。

帰りの車でスピッツの楓を流し、ちょっと泣いた。

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