「親友」と呼べるまで
永く掛かってしまった
彼女の事を「親友」だと言える様になる迄に
どこからが「友達」で、どこからが「親友」なのか?
目に見えて分る事の出来ない「親友」ってもの、
自分だけが思っていてもしょうがない。
2人の信頼関係がどこまであるのかも、目には見えない
だから、この言葉を使うのが怖かった。
「友達」「友人」ではなく
「親友」
自分が納得し、使っても良いと心から納得出来る迄
簡単に使う事をしなかった言葉。
彼女と出会ってから、
この言葉を大切なものとして意識するようになった。
彼女とは小・中学校と一緒だが、一度も同じクラスになった事は無く
ほぼ話したこともなかった。
中学1年の部活で一緒になり、仲良くなったのは何故か3年生
きっかけは覚えていないが、急激に仲良くなった。
お互いの家に何度泊まった事だろう。
この1年は本当に濃かったと思う。
その後、間もなく卒業となり
高校も離れ、私は地元に戻ることなく遠くの町で結婚した。
(その距離500キロ以上)
彼女とは、
手紙のやり取り(後にLINE)、年賀状
年に1度、2度会うだけの関係
時には2年位合わない時もあったかな・・・
・・・
・・・
ただ、二人の関係は時代や生活の変化に影響を受ける事無く続いていた。
途切れる事も無く
お互い、環境が変わる中で新しい友達も出来
好きな人も出来、家庭、子供、仕事など大切なものが出来
長く挫折を味わったり、人を羨み、ねたむ時も・・・
人生の経験が増え、価値観も変わったりしたと思う。
生きていると
周りにいる人が変わる
良い時も、悪い時も
人は離れ、また新しい出会いがある
そんな中、彼女との間にいつもある
「大丈夫、わたしはあなたを見てる」
・・・
・・・
気付けば
35年の時が過ぎていた。
彼女は変わらず私のそばにいる(500キロ離れてますが)
去年会った時、彼女が話してくれた
・・・そういえばさ、
多分、友達の事でなんか悩んでると思うんよね
(彼女の娘(3年生)の悩み)
「お母さんの、ずーと仲のいい友達って誰?」
って聞かれて、、、
で、ちゃんと答えなあかんと思って考えてみたら、、、
ルカちゃんだったわー(笑)
もう、お互い50歳やね(^-^;
嬉しかった
「親友」と言葉にされたわけではない
わざわざ、確認するような事もしない
多分これが、そうゆう事なんだと思う
こんなにも時間が掛かるとは・・・
ここまで読んで頂きありがとうございます。