総合資源エネルギー調査会 基本政策分科会(第59回会合)のメモ

「安定供給の現状と課題と火力の脱炭素化の在り方について」基本政策分化会で語られた。
再エネ導入はいいけど、変動電源多すぎて安定電源の火力減らすと安定供給上問題あるよねという話かなと理解した。 

概要

1. エネルギー安定供給の現状と課題

化石燃料依存:日本は一次エネルギー供給の8割以上を化石燃料に依存しており、G7諸国中で最も高い依存度となっている。

電源構成の変化:電源構成においても7割以上が化石燃料であり、再生可能エネルギーや原子力の増加が課題。

エネルギー自給率の低さ:エネルギー自給率が低く、輸入に大きく依存しているため、エネルギー供給の安定性が脆弱である。

 2. 火力発電の脱炭素化に向けた現状と課題

火力発電の重要性:現時点では、供給力や調整力、慣性力の面で火力発電が依然として重要であり、特に冬季の悪天候時には欠かせない。

収益性の低下:再生可能エネルギーの導入拡大により、火力発電の稼働率と収益性が低下している。

脱炭素化の必要性:安定供給と脱炭素化を両立するため、石炭火力の発電量削減と脱炭素電源への転換が求められる。

 3. 化石燃料確保の現状と課題

国際的な脱炭素の動き:世界的な脱炭素化の流れの中で、化石燃料の長期契約や安定的な確保が困難になってきている。

燃料価格の変動リスク:発電事業者や需要家が燃料価格の変動リスクにさらされている。

制度的対応:燃料の安定供給を確保するために、長期契約の確保や戦略的余剰LNG(SBL)の備蓄といった制度的対応が必要。

参考文献
https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/2024/059/




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