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1日1本! 水戸発広野行き普通列車を乗り通してみた

朝9時。水戸駅は多くの利用者で賑わっていた。土浦方面は、8分に上野東京ラインへ直通する品川行き、水郡線へは7分に常陸大宮行き、23分に郡山行きが発車していく。そしていわき方面へは9分に「広野行き」が発車する。

数少ないいわきを越える普通列車

水戸駅を出る普通列車の多くが勝田行き、高萩行きで、遠くてもいわき行きがほとんど。それでもたまに久ノ浜行きや原ノ町行きの普通列車が来ます。

そして水戸9時9分発の普通列車こそ、1日1本の広野行きです。

広野ってどこだよ?となるかもしれませんが、福島県双葉郡広野町の中心駅です。水戸から117㎞先とまあまあ遠いです。

今や常磐線もワンマン


E531系 普通列車 広野行き

水戸駅3番線ホームに降りると、すでに広野行きは停まっていました。E531系の5両編成です。常磐線はここ最近ワンマン化を進めていて、この列車もワンマンでした。

9時9分、水戸駅を発車です。車内放送でも「広野行き ワンマンカーです。」と、放送していました。この先、勝田、佐和、東海の順に停まっていきます。

9時26分、東海に到着。特急ひたち3号 仙台行きの通過待ちをします。

右側を特急ひたち3号が通過していく。

9時32分、東海を発車。日立や高萩など主要駅を通っても、車内は全ての座席が埋まるほど混雑していました。

恐るべし?スパリゾート

大津港を出ると福島県に入る。相変わらず混雑していたが、10時38分着の湯本で半分近い乗客が降りていった。何かと思ったが「スパリゾートハワイアンズ」の最寄り駅のようだ。

特徴的な駅名標の湯本駅。

酸素を運ぶラストスパート

磐越東線の乗り換え駅で、いわき市の中心駅であるいわき駅で残っていた乗客もほとんど降りてしまい、空気輸送に。

いわきまでの運行でも大丈夫そうだが、この列車は広野まで足をのばす。いわき~原ノ町の常磐線は2024年3月のダイヤ改正で全列車ワンマンになったそうです。

太平洋

水戸から走ること2時間4分、11時13分、終点の広野に到着しました。1日1本しかない広野行きですが、乗りやすい時間帯なので、みなさんもぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。

広野駅。素朴な駅舎が素敵。



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