オヤカクについて思う事
最近、人間の囲い込みのニュースを聞いて、うんざりする。
いったいどんな経営者が採用担当者に「オヤカク」を命じているのか?
親を巻き込んでまで、新人を確保しなければいけないほど自信がないのか?
そんなに自信がないなら、看板を下ろせば?
もし魅力的な会社なら、放っといても学生がたくさん来るよ。
私は、オヤカクは、他人様の子供なら、ご自由にどうぞ、となるが、
自分事なら、その発想そのものに反対だ。
就職活動とは、子供が自分で進路を決めて自立する大切で貴重な機会だ。
子供には職業選択の自由がある。
オヤカクは、それを残酷にも潰す、最悪の制度ではないか?
もし私が社長なら、オヤカク自体をしない。
なぜなら、この制度は、親を亡くした学生を排除することが出来るからだ。経営者は、親の手厚い庇護のもとで、会社だけのために働ける若者だけを囲い込みたいのだ。
でも、もし、オヤカク必須ならば、私なら、子供本人に動いてもらう。
入社にあたって、親を説得するか、干渉させないようにするか。
それも出来ないようでは、独り立ちは難しいのではないか?
船出にあたって、櫂は自分で持つべきものだ!
櫂を決して親に譲ってはならない。