忖度(そんたく)
私は中小企業の事務員。
今の職場に勤めてかれこれ18年
経理から総務 社長の秘書的な事までこなしています。
社長も歳をとったせいか
言いたい言葉がなかなか出てこない事が多くなりました。
社長(70歳代)の言いたい事を先回りして(察して)
受け答えしないと社長が怒るため(イライラし始める)
その時の私は忖度しまくります。仕事なので仕方ありませんが。
ですがいつもアレだのソレだの言われても 社長が何を言わんとしたいのかわからない事もあり
私も疲れてきます
私も自分が脳の老化が始まった事を自覚していて
言いたい言葉が出てこない
言いたい文章が組み立てられないコトも多くなってきたので
社長の気持ちもよくわかります。
(だからこそこのブログで訓練をし始めたわけですが……)
家に帰れば夫も「アレ」だの「ソレ」だの言って夫にも忖度して気を回して言いたいことを先回りしてあげたコトもありました。
が、家で会社でも忖度していると私も疲れてきます。
夫には夫自身の脳の老化防止のためになるべく私が忖度しなくても分かるように話して!
と言ったコトもあります。
夫自身も自分の脳の老化を自覚しており、痛い事を突かれると人ってイラつくものだとも話していました。
夫と一緒にスマホの機種変更のために家電量販店に行ったときに若い店員さんから
その時も夫は言いたい事がうまく口にできず、
「何が言いたいんですか?」
とついにハッキリと言われてしまいました。
夫はイラっとしたようでした。
私がこの時も間に入り 夫が言いたい事をこの若い店員さんに伝えました。
後で家に帰ってから二人で
「若い人にはなかなか年寄りの気持ちはわからないものだよね。」
とも話し合いました。
スマホ操作などの分野では若い人にはかないません。
50歳代の私は年寄りと若手の中間的な年齢なのでどちらの気持ちもよくわかります。
日本と言うのは、日本人同士の察する文化があり、それでこの国を運営してきました。
日本人の良き伝統、美徳だと思います。
最近では日本に外国人が住むことも多くなり、(私は移民には反対です)
これからの日本社会は忖度ではやっていけない
いちいち口に出して言わないと、通用しなくなるのではないかと思いました。