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辛さの比較級

例えば、自分が家庭や仕事などで辛いことがあったときに、友人などに相談したら「私なんか(俺なんか)もっとひどいことされたよ。」と言われたことありませんか?
そして、相談した相手の辛かった体験を永遠と聞かされる状況に陥ったことありませんか?
相談した友人からすると、私自身を励まそうと言う気持ちだったのでしょうが、逆を返すと「私は(俺は)こんなにあなたより辛い目に合ってるんだよ、あなたは甘えている、修行が足りない、もっと頑張れ」と言われてるような気になりませんでしたか?
私はそのような気持ちになったこと何度もあります。
もしかして、私も逆の立場になって相談された友人に対してそのようなことを言った時もあるかもしれません。

人によって同じことをされても「辛い」と思う人と、「大したことないさ」と思う人がいると、思います。

「辛さの比較級」を人に求めたりするのはこれからはやめます。


漫画「夜回り猫」の遠藤平蔵さんのように、
人から辛い体験を打ち上げられたときには黙って「うんうん」と聞いてあげられる人になりたいとも思いつつ………

ただただ同情する人だけにはなりたくない

もう亡くなってしまったけど、生活評論家の吉沢久子先生がこう話していました。
人から何か相談を持ちかけられたときに「あなたにはあなたの考え方やり方があると思うのよ」と話すようにしていて決して、「私もそう思う」とは言わないようにしていたとのこと。

今朝、ふとそう思ったので書いてみました。









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