Joint by joint theory/関節障害
ジョイントバイジョイントセオリーとは、理学療法士のGray cookが提唱している考え方で、関節には
可動性(Mobility)と 安定性(Stability)
という2つの役割があり、それぞれの関節に交互に主要な役割として存在する。
腰痛や首こり肩こり、変形性膝関節症などの関節障害は、安定性関節に起こりやすいです。
障害の原因としては、
①モビリティー(可動性)の可動域の減少
↓
②スタビリティー(安定性)での動きの代償
↓
③スタビリティーの機能低下
↓
④関節の変形や痛みが出る
この流れが主として挙げられます。
つまり、安定性に痛みが出ていてその関節だけを治療しても、一時的に症状が良くなるが同じ症状を繰り返してしまうケースがほとんどでしょう。
痛みがある関節だけでなく、その上下にあるモビリティー関節の状態を評価・治療することが必要です。
また、モビリティーを優先的にフォーカスすることで機能はより改善していくと考えられます。