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久しぶりの名古屋 得三

今年はじめてのライブ

2023年2月11日
『クレイジーピアノナイト』

久しぶりの得三

会場に足を踏み入れた数分は「自分の久しぶり感」に戸惑ったけれど、いつもの顔を見て、ライブ終了後にいつものように周りが動き出したら、わたしの知ってるいつもの得三の様子。

ミキオさんのソロ
柔らかく、客席を暖かく包み込む感じでとてもとても素敵でした。
このライブに至るまでにリクオさんと二人でツアーをした時の手応えをそのまま得三へ持ってきてくれた感じなのかもしれないですね。
ソロライブと言うのは、聴かせようとすることも大事だけれど、その場と空気に演者が身を委ねると言うことも大事なんだなあ、と。

kyOnさんの演奏はいつにも増してクラシカルな一面を見せながらも、泥くささや、ロックにロックンロールと 次から次へとどんどん変化していく、その彩りがとても華やかで楽しい。

リクオさんが歌う『ソウル』でのDr.kyOnのバッキングの演奏は(わたしにとっては眩暈がしそうなほど)秀逸だった。

その歌の、曲の、その良さを最大限に強く美しく味わい深くバックアップする。

わたしにとって『ソウル』は随分と聴き慣れた曲だけれど、今までには感じなかったような雄大さや強さもも伝わってきた。

曲って色んな人の手にかかって磨かれていくんだなぁと。

これだからkyOnさんの追っかけはやめられない。

このイベントの主催者であるリクオさん

イベント自体は3日間あり、最終日ということもあってかなりの疲労もあっただろうけれど、ピアノ3台のロックな一夜、終始ご機嫌な感じで演奏されていた。

リクオさんが幸せそうに歌い終わるとお客さんも幸せそうだ。

それがライブだな、と。

ライブが終わってからも得三はお客さんの出入りも多く、賑わい続けている。

私の好きな店のマスターが書いてた

「うちはうち、よそはよそ」

店のオーナーそれぞれの考え方やそれぞれの現実との闘い方、周りに変化によってどうしても変えないといけないところもあるだろうけど、変えないでも良いところは大事に大事に、その心意気にも改めて触れた気もする。

ここ数年は家にこもって、お出かけといえば一人で映画を見に行く程度。
それでも、案外、いやわたしはかなり居心地が良く楽しく日々を過ごしてる。
でもそう言う小さな暮らしが居心地が良すぎるのもどうか?とも考え始めてた。

まあ、そんな私でも、今までの人生でそれなりに幅広い人達と出会ってきているのだな、と言うことを思い出した。

とても小さなひとりの世界で暮らしてるけど、出会ってきた色んな人たちのことを思うと、自分の視界はその小さな世界だけなく、案外もう少し大きい視野で見ることができるのかもしれない、だとしたら別にこのままでも大丈夫だな、と思ったら、昨日より元気になった。

ありがとう

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