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Until the End of the World
「夢の涯てまでも・ディレクターズカット」
Until the End of the World
監督 ヴィム・ヴェンダース
世の中にもう一度劇場で見たいと想う映画は数あれど、その中でも私の中では五本の指に入るであろう映画がこれ。
ヴェンダースの『夢の涯てまでも』。
念願かなって、しかもディレクターズカットという長尺の5時間弱を心ゆくまで堪能(休憩入れて)。
長時間に及ぶので、どこかで船を漕いでしまうかも、と不安もなんのその、あっさりスッキリ、ガッツリ 全編しっかりと観れた。
私が劇場で観たのが初上映当時、2時間半に凝縮されいたもので、とても早いスピードで物語が展開していき、エンドロールのU2「Until the End of the World」に突っ込んで行くあの感じは、それはそれで、超!かっこよかった。
ただ、意味不明で難解に見えた部分もあり、今回のディレクターズカットでは、当時、難解に思えた部分を丁寧に物語を見せてくれていた。
やっぱり、ほんとはそんなに難しい映画じゃなかったんだよな、とホッとした。
改めて観て、りんごが何度か出てくることに気づいた。
単純にドイツ人がりんごが好きだからフルーツを食べるシーンでりんごが出てくる、とか単純なことなのかもしれないが、ちょっとしたシーンで気になった。
主人公の男女の枕元、主人公の女性の元パートナーでこの物語の作者に りんごの皮を剥かせてたり、、、
「アダムとイブ?」
アダムとイブの壮大な新婚旅行のロードムービーでもいうところか 笑
と、勝手に思ったら、なかなかに楽しい映画だな、と。
5時間弱 観終わって ドッと疲労するかと思ったけど「スパイダーマン」見て帰ろうかな、とふと劇場スケジュールを検索したくらいだった(見に行ってないけど)。
そう思うと、今はハリウッドの大型作品の方が、あんがいと「暗い」というか シリアスというか、、そんな気がしたな。その分、豊作だと思うけれど。
2022/1/18
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