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デヴィッド・フィンチャーをめぐる冒険

映画監督デヴィッド・フィンチャーをめぐる冒険を続けているわたしです。

そのフィンチャーが制作指揮に参加し、シーズン1の最初の数話は自ら監督もする、Netflixのドラマシリーズ「ハウス・オブ・カード」。

映画「セブン」でフィンチャー監督と組んだ怪優ケビン・スペイシー扮するフランク・アンダーウッドという政治家が大統領となりホワイトハウスを舞台にして暴れまくるドラマ。
なんというか、ケビン・スペイシーの狂いっぷりに呆れて、取り憑かれたように 1ヶ月ほどかけて6シーズン分を一気に見てしまった。

アメリカの様々な問題が詰め込まれてるわ、展開は激しいわ、主演だったケビン・スペイシーは実生活が超素行不良(苦笑)なもので、ドラマシリーズが続行中にもかかわらずNetflixと契約解除となり、せっかく瀕死の状態から生き返った主人公なのに改めて死んでしまうわ、ほんまにてんやわんやな話で疲れたけど、ケビン・スペイシーの怪演に見惚れるように見続けてしまった。
彼は主人公役をこなす俳優でもあり、このドラマのプロデュースにも関わっていたので、かなり好き放題やってたのでは?と、思われるのだけれども、ご自身の素行不良のせいで契約解除されてしまった。

でも、スペイシーがNetflix契約解除以降も、彼が扮していた主人公の大統領を死んだことにして、主軸を大統領夫人にスライドさせて物語は続くわけだが、死んだ前大統領の話題を持ち出さないと成り立たないストーリーの時、要するに回顧シーンが必要な流れであっても、彼の過去のシーンの写真すらも出さず、彼のことを語るセリフと持っていたシンボルとなる指輪などの小物や、シンボル的な絵などが飾ってある場所の風景と効果音楽で埋めていて、ちゃんと物語を進ませるという、、、
アメリカの契約社会の潔さに唸りました。

アメリカのエリート政治家と超エリート女性の大騒動ドラマを一気に集中して見た後、ちょっとくたびれてほっと一息してるタイミングに、日本の総務省騒ぎの中に出てきた政治家(なのか?)高市早苗さんのブログをたまたま見つけて、自分の置かれてる現実に愕然としたわ。


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