酔っ払いが世界を救う!
『ワールズ・エンド 酔っ払いが世界を救う!』
監督 エドガー・ライト
脚本 エドガー・ライト、サイモン・ベッグ
出演 サイモン・ベッグ、ニック・フロスト、マーティン・フリーマン、ロザムンド・パイク、パディ・コンシダイン、エディ・マーサン
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アル中の主人公(サイモン・ベッグ)が自分と同じく高校を卒業して故郷を離れた仲間を誘って卒業の時に巡った故郷のパブ巡りをすることに。パブで、ビールを飲み続けるが数十年ぶりの故郷はそこは似たような顔の別の街になっていた、酔っ払いの5人は故郷の街を救うために、、、
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エドガー・ライト監督作品は『ベイビー・ドライバー』を配信で観て、面白さはわかるけど、、いまいち乗り切れず。
でも新作『ラストナイト・イン・ソーホー』はスゥィンギンロンドンの時代背景ということなので観る予定。なので、配信で初期作品を漁ってみたら、なんだこれわ!と思うくらいに、最高な3作に出会った。
私が映画観ることから遠ざかった30年弱の間に、こんな楽しい映画を作るチームがイギリスにいたとわ!
エドガー・ライト監督が最高というよりも、脚本で大きく貢献している サイモン・ベッグ、そしてそのチームとして出演している俳優ニック・フロスト、この3人がタッグを組んだ作品3作が、秀でて最高。
なので『ラストナイト・イン・ソーホー』はエドガー・ライト監督というだけなので、一抹の不安もよぎるけど。。。
エドガー監督、サイモン・ベッグ、ニック・フロストのチームで制作した3作品。
いずれも、ゾンビやヘンテコな宗教集団やヘンテコなロボットが出てくるのではあるが、どこかで観たことのあるシーンやどこかで聞いたことのあるセリフのやりとり、、さまざまな映画やイギリスの演劇の中から引っ張ってきたであろう元ネタありのパロディが散りばめてある。
イギリスならではの田舎の訛りがロンドン野郎のは分かりづらいって言う面白さも上手く仕込んであったり。
確かにイギリス英語がわかってないと分かりにくいニュアンスもあるのかもしれないけど、ハリウッド映画のパロディシーンもけっこうあるので、日本人の私たちでも、とりあえず頭空っぽにして素直に笑って笑って、あー楽しかった。と思える作品ばかり。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』
『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』そして『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』
しかも3作目の『ワールズ・エンド』の出演者はイギリス映画やドラマを観てる人にはお馴染みの俳優だらけで、それだけでテンションが上がってしまう。
マーティン・フリーマンにガイ・リッチー監督映画でもお馴染みのエディ・マーサン、イギリスの映画やドラマに本当に良く見かけるよなあ!の、パディ・コンシダイン。
そしてデヴィッド・フィンチャー監督『ゴーン・ガール』で怖い怖い殺人犯を演じたロザムンド・パイク。
まー本当に私的には超豪華キャスト。
お正月はお酒とおせちで、この3作観て、呆けるのもありかも。
2021/12/18