【ポケカ】シティ5使用アルセウスダダリン
松茶です。
2年ぶりにシティリーグの予選を突破し、ベスト4まで勝ち上がることができました。コロナの影響で、対面で一度も練習できなかったデッキなので参考になるかは分かりませんが、このデッキについてまとめておきます。
1 対戦が想定されるデッキ
スターバース環境でも引き続き強力な”ミュウVMAXデッキ”を軸に、「シロナの覇気」の登場と「アルセウス&ディアルガ&パルキアGX」がいなくなったことにより増えつつある”カラマネロ(れんげきテンタクル)デッキ”、”アルセウスVSTAR系統”、対ミュウ戦をモロに意識した”雪道ゲンガーデッキ”、他に”ジュラルドンVMAXデッキ"などがいるであると想定していました。
中でも、”ミュウVMAXデッキ”と”カラマネロ(れんげきテンタクル)デッキ”には1回以上は当たると想定し、このデッキに少なくとも勝てるプランがないとダメだと考えました。そのため、一人回しはこの2つのデッキを使って、ずっと練習をしていました。
2 デッキレシピ
元々、草ポケモンが好きだったので、「アルセウスVSTAR」が出たら草デッキを作ろうと思っていました。相方のポケモンを探しましたが、やはりこのポケモンしかいませんでした。
「ダダリンVMAX」です。下技「ダイアンカー」で240ダメージを与えつつ、ベンチに逃げられても上技「ブンブンチェーン」で30ダメージ×3エネルギー=90ダメージで合計330ダメージとなり、ほとんどのVMAXポケモンを2回の攻撃で倒すことができます。こちらはHP330なので、1パンされる可能性が低く、先に攻撃されなければ、2回以上攻撃できる可能性が高いです。
それから、「ボスの指令」を使って、簡単に逃げられそうにないポケモンをバトル場に呼んで縛りつつ、「ブンブンチェーン」でベンチのポケモンを倒してターンを稼ぐということもできます。
また、「モクロー&アローラナッシーGX」がレギュ落ちした後でも、「アルセウスVSTAR」で3エネルギーの加速ができる点と、さほど炎デッキが多くない今の環境であるなら、まだまだ使えるポケモンだと考えました。
今回使用したデッキは下記の画像のものとなります。
前々日までに55枚くらいまでは決まりましたが、そこから悩みました。現状、「リセットスタンプ」のレギュ落ちで終盤の逆転手段がないことから、いかに最初から事故らずにプレーできるかを考えて、このような形となりました。
3 採用カード
<ポケモン>
・アルセウスVSTARライン:2-3
一番最初に立てた後は「ダダリンVMAX」を使いたいので、VSTARは2枚でよいかと思ったので2枚にしています。
・ダダリンVMAXライン:2-2
このデッキの核となるメインのポケモン。「ダダリンV」もわざが優秀なので、進化させる・させないを臨機応変に考えて戦います。
・ザルードV(スタートデッキ100):1枚
今回はほとんど使わなかったですが、ジャングルライズの方ではなく、こちらを入れる利点は、① V相手だと3エネで240ダメージが出ること、② HPが220あることの2点です。後攻1ターン目から「フュージョンエネルギー」3エネのメロディアスエコーが飛んでくるような環境では、Vポケモンは少なくともHP220ないとしんどいと思っています。
・ネオラントV・クロバットV:1枚ずつ
省略。
・ビーダル・ビッパライン:2ー3
インテレオンのラインを入れると、かなりデッキが窮屈になるのでこちらを採用。「頂への雪道」を貼った後に、安定して手札を補充できることが利点です。
<グッズ>
・ボール系(クイックボール・ハイパーボール・しんかのおこう):4-4-2
極力、事故らないために合計10枚採用。「ビーダル」型にしたので、「ハイパーボール」は4枚採用にしています。
・あなぬけのひも:3枚
「ダダリンVMAX」でベンチを攻撃できるので、入れ替え系は全てひもにしました。あとは、「ガラルマタドガス」を使ったデッキが一定数いるので、そのケアもしたいからです。
・ふつうのつりざお:1枚
結論、抜いても回りそうです。今回は1度も使いませんでした。但し、枚数を絞った「基本草エネルギー」を切りづらくなるので、あった方がいいと思っています。
・≪ポケモンのどうぐ≫ こだわりベルト・ふうせん:2-2
「大きなおまもり」も入れて、1-1-1だったことがありますが、「あなぬけのひも」が多い関係上、「ふうせん」を2枚、耐久よりもダメージを上げる方がよいと思い、最終的に「こだわりベルト」も2枚にしています。
<サポート>
・博士の研究・マリィ:3-2
基本的に4-3を軸に考えますが、「セイボリー」と「ジャッジマン」を採用したため、1枚ずつ減らしています。
・ボスの指令:3枚
ベンチを攻撃できるとはいえ、個人的には3枚入れたいカード。
・ジャッジマン:1枚
「ビーダル」の特性「はたらくまえば」があるので、「ジャッジマン」を使っても「マリィ」と同じように自分は5枚まで手札が増やせます。1枚でも入れていると意表を突くことができると思います。
・セイボリー:1枚
最初入れていて、途中に抜いて、最後に戻したカード。ベンチを展開するデッキが多いので、その対策です。相手の意表を突くカードその2。
<スタジアム>
・頂への雪道:3枚
”ミュウVMAXデッキ”対策です。ただそれに尽きます。スターバース使用後に「マリィ」や「ジャッジマン」と合わせて使いたいです。
<エネルギー>
・ダブルターボエネルギー・基本草エネルギー:4-8
後攻の場合に、1ターン目に「アルセウスV」の技「トリニティチャージ」を確実に打ちたいためのダブルターボエネルギー4枚。
4 戦い方
「アルセウスVSTAR」の「トリニティノヴァ」でVポケモンを倒し、「ダダリンVMAX」の「ダイアンカー」と「ブンブンチェーン」でVMAXを倒し、残り1枚を取る戦い方を軸にしつつ、「ボスの指令」を絡めて2-2-2でサイドを取るパターン等を考えます。
”カラマネロ(れんげきテンタクル)デッキ”は、とにかく「ジメレオン」を狙っていくこと。今回はそれを心がけてバトルをしました。「インテレオン」の特性「うらこうさく」だとトレーナーズを2枚持ってこられてしまうのが嫌だったからです。「セイボリー」でベンチを削ったり、「ボスの指令」で「オクタン」をバトル場に出しつつ、ベンチを攻撃するなどを併せればよいかと思います。現状「水の塔」は採用されていないことが多いので、「回収ネット」もしくは2エネ手貼りするしかバトル場から逃がすことができないため、「回収ネット」の使用枚数によっては止まってしまう可能性があります。
”ミュウデッキ”の場合は、「頂への雪道」でフュージョンシステムを止めることも加わえて、似たような動きで相手を封じられる可能性があります。
5 シティの結果
※ Twitterの準決勝の結果は、●先0ー2の書き間違いです。
<デッキ毎の勝敗(予選+決勝トーナメント)>
ミュウ 2-2
テンタクル 1-0
雪道ゲンガー 1-0
想定していたデッキに5回当たったことは大きかったです。”ミュウデッキ”の2勝は相手の手札事故に加えて、「頂への雪道」で相手の動きを止めて勝てたので運がよかったです。
決勝トーナメント1回戦の”カラマネロ(れんげきテンタクル)”は、かなりしんどかったですが、すごく熱いバトルになりました。4項で書いたような戦い方をして、サイド残り1-1で相手がれんげきのカード8枚までしか引けず、「ダダリンVMAX」をきぜつさせることができなかったので、サイド6-5で勝つことができました。やっぱりHP330はエライと思いました。
6 最後に
先週のシティリーグで”アルセウスダダリンデッキ”を使った方が優勝されていますし、今週も入賞されていた方がいらっしゃったと思います。毎週、環境が変わっていくので、あまり参考にならないかもしれませんが、スターバース環境でも「ダダリンVMAX」を使ってくれる人が少しでも増えればと思っています。
最後に、対戦頂いた皆様、運営されたジャッジと店舗の皆様、ありがとうございました。3年前にシティリーグデビューした会場で、それ以来久々でしたが、また参加できればと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。