三菱みらい育成財団助成事業 「グローカル・シフト・プログラム」 2020年度 最終成果報告会 閉会挨拶
プログラム担当者及びグローカルセンタースタッフより
高校生の皆さん、半年以上にわたる活動、本当にお疲れ様でした!
また、その一連の活動において、高校生とグローカルセンターを支えて下さった皆様、本当に感謝の言葉もございません。プログラム担当者及びグローカルセンタースタッフから改めて深謝申し上げます。
最終成果報告会についての詳細は後日改めて共有させて頂きますが、それに先立ち、最終成果報告会の「閉会挨拶」を掲載いたしますので、御笑覧頂けますと幸いです。
閉会挨拶
行元 沙弥(NPO法人グローカル人材開発センター 代表理事)
皆さん、本当にお疲れさまでした。
ホッとしている高校生の表情。キラキラした目を見て、私は今とっても嬉しい気持ちです。一緒に安心しています。
まずは最初に高校生の皆にまっすぐ、今日の感想と感謝を伝えたいと思います。
発表を終えて記念撮影する参加者のようす
「君が世界を変える、君の世界を変える」。
今日も「世界」という言葉がたくさん出てきましたよね。「世界」って何だろうって、今日みんなの発表を聞きながら考えていたんですけど、結論、「みんなが私の世界」です。
みんなの、それぞれの、「私はこう思います」、「僕はこう思います」と語ってくれたことで私の世界観がどれだけ拡がったことか。「働きがい」とか「貧困」とか「平和」とか、おっきな、おっきな世界観で、(三菱グループを創った)岩崎彌太郎さんのように、世界から日本を見て、じゃあ自分はどんなアクションからできるんだろう?って、そのみんなの葛藤とかプロセスで私の世界観はとっても拡がりました。
私が高校生の時は「世界」というと、「地球」とか「海外」って漠然と思ってたんだけど、発表を聞いて、本当にみんながこの教室に世界や社会をもたらしてくれてし、本当にインスパイアされました。移動が不可能なこの時代に、みんなの思考とか頭の中に触れられて、本当に私の世界が拡がりました。世界は、意志のある個人から成り立っている。
だから、みんなが私の世界です。本当にありがとう。
ご紹介しきれないほどたくさんの皆様に支えていただきました
そして三菱みらい育成財団の皆さん、ウェビナーで最後まで聞いて頂いている皆さん、(会場の)後ろにいて下さっている折笠先生はじめ、今回、高校の先生方も多く視聴いただいていると思います。
審査員の皆さんをこれだけ悩ませた手強い高校生たちですが、この評価とか、こうしたアクティブラーニング、本当に難しいと思います。
私自身は、各チームそれぞれがどれだけ納得するまで悩みぬいたかというところ、出し切れたか。それに尽きるなと思いますし、アクションを起こして、足を動かした人にしか見えない景色があると思います。
みんなの景色がどれだけ変わったかというのが評価そのものだと思います。
この三菱みらい育成財団さんのプログラムで、今までは偶然、たまたま、良い大人に会えたからとか、ラッキーだったねって偶然だったことを、必然に変えて、プログラムの中で、たくさんの偶発と色んな出会いを創出してきました。
大人のゲストの方からみんなもたくさん世界観をたくさんもらったと思うんだけど、それ以上にみんながゲストや私たちに与えているインパクト、個々の世界観にも、自信をもって、これをスタートに進んでいってもらいたいなと思います。
会場の様子
グローカルセンターとしては、個人というところ、地域というところに光を当てていきたいです。これから、ますます個人と個人のアソシエーション、連帯ですとか、地域同士のアソシエーションの必要性や価値が見直され加速していくと思います。世界はつまるところ個人から成り立っていて、またその個人が世界をつくっています。
今回青森から参加してくれている学生さんが地域を超えた連携も可能だということを証明してくれました。なので、このメンバーでしか、このチームでしかできないことをやっていきます。
こうした貴重な場を一緒に作って下さった皆さんに感謝を申し上げて、私の挨拶とさせて頂きます。
本当にありがとうございました。
2021年3月20日(土)
於:京都大学百周年記念館 国際交流ホールI