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【京都共創ゼミ】榊田隆之氏講演「日本一コミュニケーション豊かな会社を目指して」

こんにちは、グローカルセンターインターン生のみぞとみさきです🌻
今回は、京都共創ゼミ~京都の未来を創るサードプレイス~ 8/26(月)の活動の様子をお届けします。

当日は、コミュニティ・バンク京信 理事長 榊田隆之氏をゲスト講師としてお招きし、講演していただきました。その中で私たちが印象的だった3点をこの記事でお伝えします。


講演「日本一コミュニケーション豊かな会社をめざして」

🌻印象的だったポイント🌻
①人と人とのつながり
②自律型人材の育成
③No Boundary ではなく Beyond Boundary を

①人と人とのつながり

「地域の方と目線を合わせて、本気でやる。」
金融の仕事はお金の融通をする場というイメージが強い。しかし今では、お客様の課題解決への取り組みも行っている。
「コミュニティバンク」を掲げる京都信用金庫では、地域の方々のお悩みや課題に積極的に関わる”課題解決型店舗”※を起点にその取り組みを広げ、お客様に寄り添う温かい金融を実践している。

※課題解決型店舗
従来の窓口受付を午前のみとし、午後からはお客さまのもとへ出向いたり、予約制でご相談を受け付けたりします。そして、事業者さまが抱える販路や人材不足のお悩み、個人のお客さまが抱える資産形成や老後の備え、孤立や孤独への不安、地域が抱えるコミュニティの希薄化や空き家問題など、さまざまな課題の解決に取り組みます。
【事例】課題解決型店舗 膳所支店

京信のICHIOSHI まちづくり・地域活性化」より

「真剣か半身かが問われる時代。真剣にこういうことをしないと人がやる仕事は残らない。どんな仕事でも人がやるべき仕事っていうのは心が通い合う仕事しか残らないと思っている。人にしかできない仕事の価値を皆さんは自問自答していただきたい。」(一部抜粋)

また、コミュニティ・バンク京信は、様々な人の「?」が集まり、つながる場所「QUESTION」という共創施設を運営している。みんなでコラボしあいながら、共感で繋がり合いながら、そこで生まれるイノベーションやコミュニティを大事にしていくことが地域社会を豊かにすることに繋がる。そうした考えのもと、コミュニティマネージャーをはじめ、様々な人々が寄ってたかって課題解決にあたっている。

QUESTIONのコンセプト


②分散型組織と自律型人材

「言ったもん勝ちの社内風土をつくる」というお話の中で、取り組みとして次の3点(①対話型経営、②分散型組織、③自律型人材の育成)が挙げられた。この話の中で特に印象的だったのが次の言葉。

「自分ごとになることが成長エンジン」
「分散型組織にすること、飢餓の状態をつくることによってみんな自分で考える。そして自律型人材が育つ。」
「自らの成長を実感できるにはやっぱり失敗しないとダメなんです。」
「人はどんなときに成長するのか。全部与えられてこの通りやりなさいっていうのはもはや成長ではないんじゃないか、それは記憶力のテストに過ぎないんじゃないか。」

▼【取り組み】コミュニティ・バンク京信「エリア自治」


③NO Boundary ではなく BEYOND Boundary を

講演の後、質疑応答の時間が設けられました✨

【🌷質問タイムより🌷】

「福祉と金融、学生と社会人、学生と理事長、など別々に見えているもの、普通は離れていると思われるものでも繋がることができる。」
「No Boundary ではなく Beyond Boundary。Boundary はある。だからこそそれを超えていくことが大事。」

〇感想

みぞ🧸

産業革命以降の機械の登場から、今日の生成AIの台頭に至るまで、人間の仕事は今後も機械やAIに取って代わられていくと言われています。そこで、榊田さんが「これからは心の通い合う仕事しか残らない」「人にしかできない仕事の価値を自問自答していくしかない」と仰っていたことが印象に残っています。

近年、技術の発展スピードはすさまじく、未来は予測困難です。そのようななかで「人にしかできない仕事はなにか?」「人にしかできない仕事の価値はなにか?」という問いには必ず向き合っていかなければなりません。人にしかできないことがあると信じて、探し続けることが大切なんだなと感じました。

最近、仕事の代替可能性(属人性)についてよく考えます。誰でもできる仕事、特定の「誰か」にしかできない仕事ってありますよね。私は「私にしかできない仕事」をすることに強い憧れを抱いています。けれど、特定の「誰か」が欠けたら仕事が回らないような職場の在り方って不健全じゃないかとも思います。榊田さんのお話を聞いて、仕事の成果とは別に、仕事で生まれる人のつながりは、仕事の制約を超えて属人的であってもいいし、「その人だからこそできること」に繋がっていくのかなと考えました。

みさき🐬

私は「作られた誠実な姿勢ではだめ。多少無骨でも良い、要領が良くなくてもいいから、心からすることが大事。」という榊田さんの言葉がとても心に残っています。

「信用」を商売として行ってきたからこそ、そしてなによりも人と本気で向き合ってきたからこその言葉であるように感じました。

技術の発展とともに便利な社会へと様変わりし混沌としている現代。社会全体が、溢れかえる情報に疲弊し、余裕がなくなっているような気がしてなりません。
そうしたなかで、私たちが本当に大事にしなければならないものは一体何なのか。今一度初心に立ち返り、考えなくてはならないと思いました。


^^みんなでにっこり^^

榊田隆之さま、講演ありがとうございました🌻



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