へっぽこ大学生がワークショップを開いてみた
こんにちは!
グローカルセンターで学生事業部としてインターンをしているよっぴー(高津 遥)です。6月22日(土曜日)に学生8名と社会人4名を集めて「働くこと」を考えるワークショップを開きました。グローカルセンターは学生と社会人、社会人同士を繋いで、様々な形で「学びの場」を創出しています。
グローカルセンターについては下記から▽▽▽
https://note.mu/glocalcenter/n/n5f6fc97701c5
インターンの中では、それらの運営のお手伝いや設計の勉強、参加して事後レポートを行っていましたが
今回は、企画設計から、募集、当日の進行、ファシリテーションまですべてを行いました。
以下よりその様子や感じたこと、学んだことを紹介します
なぜワークショップを開いたのか?
きっかけはちょっとした寓話『三人のレンガ積み』読んだことです
▽▽▽その内容がこちら▽▽▽
中世のとあるヨーロッパ町。建設現場に三人の男が働いていた。「何をしているの?」ときかれ、それぞれの男はこう答えた。
「レンガを積んでいる」。
最初の男は言った
二人目の男が答えて言うに、「カネを稼いでいるのさ」
そして、三人目の男は明るく顔を上げて言ったーー「後世に残る町の大聖堂を造っているんだ!」。
なぜ働くのか?なぜ大学に行くのか?は誰も教えてくれません。
つまりは、目標は他者から与えられることがあっても、目的は他者から与えられません。それは自分で見出だすものです。
そこから自分は「何のために大学に行っているのか?」「何のために働くのか?」「自分はどんなキャリアを歩みたいか?」を考えるようになりました。それを誰かと考えたい。しかし学生だけでそれを話し合うより、実際に働いている社会人を呼ぶことで、学生にとっても、社会人にとっても、より深い学びになると思いました。
なのでこの会の目的はただ一つ
自分も含む参加した人が主体的に、自分らしい「キャリア」について深く考えること。この場でそのヒントを得ること
今回のワークショップの内容
①社会人と学生の「朝まで生テレビ型」の対話
②ワールドカフェによる社会人と学生の相互な対話
の二部構成で行いました。この構成は考えに、考え抜いた末にたどり着いた、今の自分にできるベストの設計だと思います。
①社会人と学生の「朝まで生テレビ型」の対話
その様子▼
ここでのワークは、議論系テレビ番組「朝まで生テレビ」をモチーフに設計しました。 具体的には、僕がファシリテーターとして、社会人の方に「今、していること」「働く意義」「どのような社会にしたいか」等々をお聞きし、それらに答えてもらいながら、その中で深堀したいトピックや質問を投げかける形式で行いました。
※本家「朝生」程のバチバチの議論ではなく、ダイアログ形式です
②ワールドカフェによる社会人と学生の相互な対話
その様子▼
先ほどまでの社会人の方の話を聞いた学生と、話していた社会人の方に、深堀してみんなと話したい「トピック」を挙げてもらい、そのトピックを集約し、グループごとに分かれて、より深い議論を行いました。
議論する際は、ワールドカフェという手法を用いることで、同じトピックで話している他のグループの考えも、自分のグループの内容に取り入れる形式をとり、「場全体で対話をしている」という空間を作りました。
なぜこのような設計?
先ほど挙げたように、
①社会人と学生の「朝まで生テレビ型」の対話
②ワールドカフェによる社会人と学生の相互な対話
の二部構成でこの会を行いました。
ここからはなぜこのような設計なのかより深く説明します。
参加者は学生と社会人、それぞれバラバラのバックグラウンドを持ち、個性が違い、もちろん立場、「働くこと」への感度も違います。
そんな人たちのそれぞれの「考えや思い」をどうすれば最大限引き出せるか、参加者全員にとって「より深い学び」のためにはどうすればよいか?
これを踏まえた形で設計しました。
①の部分では、全員が話すわけではありません。特に学生は質問や気になること、思いを言う人もいればそうでない人もいます。
しかし、それでいいんです!
話すこと=対話をするではありません。それよりもまず「聞くこと」、誰かと誰かが話していて自分は話していなくても、その人はその場の適任者であり、それも対話の一つのプロセスであるが重要なのです
そして、そこで湧き出る疑問や思いが次のワークにつながります。
②のワークの最大のポイントは、前のワークとの関係性にあります。
「ある特定の人が話しているのを聞く」だけでは、楽しくありません。それに対し自分の思いや、気持ち、考えを共有し、より深く議論する。
全員の相互な対話がここで行われ、それにより深い学びになるのです。
今回のワークを終えて
今回の「学び」の場を作るにあたって、参加者が学生と社会人だからこそ、それぞれの人たちにとって、どうすれば深い学びになるのかを考えるのはとても難しかったですが、終われば達成感もあり、何よりも主催をした自分自身が一番学びになったと思います。
今の社会で、「自分がどのようなキャリアを歩みたいか?」を考えなくても、生きていける人はいると思います。
考えたいけど目の前の仕事、学校、お金、何かにとらわれ、ついついあとまわしにしてしまうという人もいるかもしれません。
しかしこれからの高度に専門化、複雑化された社会で、それなくして「自分らしい人生」を生きていけるでしょうか?
当然それは一人で考えなくても良いはずです。今回のような「誰かと一緒に、自分の人生をキャリアをどうデザインしたいか」を考える場をまた作りたいと思います
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