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【自分と社会を見つめなおす】第10回学生×社会人交流会「ジェネコネ」

こんにちは。グローカルセンターインターン生のみさきです🌟
今回は、2/17(月)に開催された第10回学生×社会人交流会「ジェネコネ」の様子をお届けします。

前回(第9回)の様子はこちらの記事よりご覧ください👀

「社会人とフランクに話す場がほしい」「学生と話をして価値観をアップデートしたい」「将来・これから、何をしていけばいいんだろう」といった声を学生や社会人のみなさまから頂き、QUESTIONと共催で学生×社会人交流会「ジェネコネ」を定期的に開催しています。

今回の参加者は学生11名、社会人12名の計23名
初めての参加に緊張している方も見受けられましたが、楽しそうな話し声もちらほら。穏やかな雰囲気でイベントが始まりました。

○チェックイン&アイスブレイク

毎回お馴染みのチェックイン。今回はバレンタインデーが近かったことから、「好きなスイーツ」について共有しました。

初めてで緊張する方も💖

アイスブレイクではチーム対抗で「しりとり伝言ゲーム」を行いました。
これはお題に合わせて単語を言い、次の人は前の人が言った単語に繋げて単語を言うゲームです。
単語の順番をうまく覚えられず苦戦するチームもありました。

優勝チームはなんと12個まで続いたそう👀

○トークセッション

チェックインとアイスブレイクでお互いに打ち解けた後は、トークセッションに移りました。

▼トークセッションの前に

今回のジェネコネのテーマは『「退職代行」とその背景』
始めに司会進行のみぞより、退職代行について説明がありました。

さて、今回のトークテーマは次の3つ。ワールドカフェ形式でトークセッションを2回行いました。
いったいどんな話し合いになったのでしょうか。少し覗いてみましょう👀

【当日のトークテーマ一覧】
🍫🍪本音で話せる人間関係って?
👹
🟡転職しやすい社会ってどんな社会?
🌸     新しい価値を見つけるには?

▼👹「転職しやすい社会ってどんな社会?」

トークセッション①の様子

社会人:転職を見据えた就職活動をしている?したいと思う?
学生:ここでずっと働きたいと思うところを探すのが就活で、転職は新しいところに移りたいと思うとき、今のところがよくないときにするものだと思う。だからあまり転職を考えてはいない。
学生:転職はCMなどで見る限り良いイメージがある一方で、周りの声を聴いてみると「就職した企業で勤め上げるべきだ」という人もいて実際どうなのだろうという印象。転職を見据えてまでの就活はしていない。
社会人:周りは社内も他社も転職する人は多い。逆に、転職は当たり前にするもので、転職せずに勤め上げる人っているの!?というぐらい。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
社会人:(「なんとなく仕事を辞める」ことに対して、)でも就職してみないと分からないこともいっぱいある。
社会人:「転職ばかりしてだらしない」という評価は他人がするものだし、転職したい人は周りを気にせず転職すればいい。そもそも終身雇用なんて江戸時代にはなかった概念。現代は良くも悪くも不安定な時代だからこそ「自分が何をしたいか?」を大切にするべき
学生:実は、学校を辞めたことがあります!「今の生活を続けても、これ以上良くなることは無いんだから変えてみよう!」と思ったから。辞めることのハードルはあったし、こう思われてたらどうしよう、ああ思われてたらどうしようと不安もあった。
社会人:「学校を辞めて良かった」って今は思ってる?
学生:はい!学校を辞めたことで人生の視野も広がったし、それまで知らなかった世界を知ることができた。
 後ろ向きな転職や、なんとなく辞めるという選択肢も別にOKだと思う。悩んでる時は悪いことしか考えられなくなってしまうし、不安になったり悩んだりする。じゃあ、”自分の選択を最終的に正解にする”しかない。
社会人:その話を聞いて「何かを辞めた経験って大事なのかも」と感じた。だらだら続ける方が楽で簡単
社会人:「安定してきた時がいちばん危ない」と経営の世界では言われる。感染症の流行などをはじめとして、その安定はちょっとした事で壊れる
社会人:維持するって無思考でもできるけど、何かを変えるって自己決定しないといけない
 人生における大事な決断って数えるくらいしかない。受験などは時間に迫られるけど、転職は時間に迫られないし、絶対必要でもない。
 転職は、トラブルがあって初めて転職への意識が生まれるというイメージだが、そうでない段階での転職ってどうやってできるんだろう?

話し合い内容から一部抜粋

▼🌸「新しい価値を見つけるには?」

トークセッション②の様子

学生:(「お金とやりがいのバランス=価値」という意見に対して)お金とやりがいが同じぐらいで仕事をやりたい人もどちらかに重きを置く人もいるので、バランスというより、その人の心の持ちようが価値では…? 価値の捉え方は人それぞれ。
社会人:(「働くことに対してどんな価値を大事にしているか」という問いに対して) だれかの役に立てた時がとてもうれしい。他の人のために働きたい。実際のところお金の面で自分のために働いていることもあるけれど、自分のことばかりに価値を見出していると足りない、満たされない。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
社会人:だんだんと転職が当たり前になっている世の中で、私たちもそのような変化を受け入れて、皆がすこしでも働きやすい環境を作らなければと思う。だけど、困難にぶつかった時に「もう無理だ」と思っても、そこから頑張ることが成長の機会なのでは。本人にとってはつらいかもしれないけど、困難を乗り越えた時に大きな成長があると思う。その「逃げるべき困難」と「乗り越えるべき困難」を見極めるのが難しく、成長の機会を逃している人がいるのは残念。
学生:いずれにしても「自分の軸」をしっかり持っていることが大切。自分のこと、他者のこと、社会のこと……なにを大切にしていきたいかで行動していきたい。

話し合い内容から一部抜粋

○シェアタイム

2回のトークセッションが終わった後、各グループより話し合いの内容を全体に共有していただきました。

▼「本音で話せる人間関係って?」
「本音で話す」って、結構怖いし勇気のいることだと思う。本音で話したとして「こんな奴だったんだ」って思われたらどうしよう、って不安になってしまう。
そこで「距離感」がキーワードとして出てきた。「関係が近しい人だと話しづらいのではないか」「距離感が遠い人の方が本音で話しやすい」という意見があった。また、価値観・世界観が合わないと話しづらいと思う。
→「インターネットだからこその距離感」:ネットの人の方が話しやすい。友達や周りの人が女神様みたいな良い人だと傷つけちゃったらどうしようと思い、話せない。

▼「転職しやすい社会ってどんな社会?」
自分自身は転職に対してネガティブに思っていないけれど、周りは「あの人転職したらしいよ、会社は勤め上げるものなのにね」という声もあり、気軽ではない側面もある。実際、働きながらの転職活動は大変そう。周りの目や仕事に就けなかったらという不安もあり、リスクがある。
②どちらかというと続ける方が楽。辞めるとなると意思決定が必要になるから大変。キャリアってなんだろうと定期的に考えるが、転職してもやっていけるだろうという自信やスキルを身につける必要があるのだと思う。

共有内容から一部抜粋

▼ちなみに👀:
ジェネコネ終了後は毎回、1F HIROBAでの交流が生まれています。今回は参加者の約半数(10名以上)がHIROBAでワイワイ盛り上がっていました🍻

○最後に

▼インターン生みぞより

2023年7月からスタートし、今回で第10回目となったジェネコネ。前々回から他組織とのコラボ企画を始めるなど、新たな形・可能性を模索している最中です。

そして今回は「退職代行サービス」からインスピレーションを受けたトークテーマを設定しました。ですが「退職代行についてどう思うか?」のような直接的なトークテーマではなく「本音で話せる人間関係って?」「転職しやすい社会ってどんな社会?」「新しい価値を見つけるには?」のような、普段のジェネコらしい素朴な疑問の形にしました。

「退職代行サービス」が若者を中心に利用されるようになり、それに対して賛否がある状況。その表面的な部分だけでなく「なぜ、退職代行サービスの利用が増えているのか?」「なぜ、そのようなサービスを利用することに反対意見が生まれているのか?」と、もう一歩踏み込んだところまで、皆さんと考えてみたかったからです。

「本音で話せる人間関係って?」→職場に本音で話せる人間関係がないから退職代行サービスを利用するのではないか?
「転職しやすい社会ってどんな社会?」→そもそも転職っていいことなのか?なぜ転職したいと思うのか?若者と社会人の「転職」に対する捉え方に違いはあるか?
「新しい価値を見つけるには?」→働くことの価値ってなんだろう?「働くこと=新しい価値を生み出すこと」なのか?

また、ジェネコネという多世代が集まる場で、社会課題や時事問題を見つめ、話し合うということも、ジェネコネにとっての新たなチャレンジでした。「自分のこと」から一歩踏み込んで「社会のこと」に重ねて考えてみる、話してみる。そのような場を作ってみて、参加者のみなさんが普段と同じように楽しみながら話していただけるか、ドキドキしながら企画しました。

当日は参加者のみなさんもいつも以上に熱く盛り上がり、じっくりと対話を通していろいろな角度から「働く」ことや「社会」「自分」について見つめなおすことができたのではないかと感じています🔥

目標を「身の回りのものごとを見つめるきっかけの場」としても設定しているジェネコネ。今回のような社会問題・時事問題×ジェネコネ、のような形で、新たな可能性を見出すことができました。

今後もジェネコネは試行錯誤を繰り返しながら、様々な可能性を探っていきます。もちろん、参加者のみなさんの可能性も見つけられる場になるよう企画を続けてまいりますので、今後もぜひご参加をお待ちしております!

はいチーズ✨

みなさまご参加ありがとうございました。
次回は5月頃に開催予定!お楽しみに!

イベントの詳細・申し込みは開催日が近づき次第、グローカルセンターHPのEVENTページ、グローカルセンターFacebookInstagramで告知いたしますので、ぜひチェック&フォローをお願いします😊
また、グローカルセンターではその他イベントもたくさん開催しています。
みなさまのご参加お待ちしております🌟

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