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【愛ってなんだ?】第8回 学生×社会人交流会ジェネコネ【Ft.レイブリ】
こんにちは。グローカルセンターインターン生のみぞです🐶
今回は、10/22(火)に開催された第8回学生×社会人交流会「ジェネコネ」の様子をお届けします。
前回(第7回)の様子はこちらの記事よりご覧ください👀
「社会人とフランクに話す場がほしい」「学生と話をして価値観をアップデートしたい」「将来・これから、何をしていけばいいんだろう」といった声を学生や社会人のみなさまから頂き、QUESTIONと共催で学生×社会人交流会「ジェネコネ」を定期的に開催しています。
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〇レイブリ×ジェネコネ
昨年夏にジェネコネが始動してから約一年が経った今回の開催は、新たな試みとして、コラボ企画を実施します✨初回は、株式会社レイブリさんとのコラボ企画となりました。
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株式会社レイブリさんは、Z世代に向けたLGBTQコミュニティの運営や各自治体、企業へのLGBTQコミュニティ活動のコンサルティングやイベントなどを通して、全ての人々が当たり前に共に暮らせる平等な社会の実現を目指して活動しておられます。
株式会社レイブリ公式Instagram:https://www.instagram.com/reiburi_jp/
レイブリさんのInstagramで今回のジェネコネについて投稿されていますのでそちらもぜひご覧ください👀
▼コラボにあたって
レイブリさんは当初、大学生の生駒さんが代表となり、一般社団法人として立ち上げ、LGBTQコミュニティ支援のためのアートイベントなど様々な活動を行ってきました。この夏に一般社団法人から株式会社へ移行するにあたり「Z世代マーケティング」とターゲットを幅広くとらえ、若者だけでなく、大人や企業に対してもアプローチができるよう変革している真っ最中です。そんな中、「普段の団体活動ではあまり接点を持つことができない層(年齢層の高い社会人)へのアプローチにチャレンジしたい」とQUESTIONに相談をいただいたことが、今回のコラボのきっかけです。
QUESTIONとしても、グローカルセンターとしても、「やりたいことや社会課題に取り組む学生のチャレンジを応援できる場、学生が安心してチャレンジできる場でありたい」という思いから、また、「ジェネコネの新たな可能性を探りたい」という思いから、正式にコラボが決定しました。
コラボにあたっては、レイブリのメンバーのみなさんと一緒にトークテーマや、ジェネコネをどんな場にしたいかなど、打ち合わせを重ねました。LGBTQなどのセクシュアリティにとどまらない、広義の「多様性」について対話することを通して、参加者に「多様性」はもっと身近なもなんだと感じてもらいたい、という思いで企画を進めてきました。
そこで、今回のジェネコネのテーマは「多様性」としながらも、決して硬いテーマではなく、もっと広い視点から、もっと気軽に「多様性」を見つめられるよう、「好き」「愛」「恋」「家族」「自分らしさ」「働き方」などなど、普段のジェネコネと同じ、素朴な疑問からスタートして、他世代との交流を通して身の回りの出来事に関心を寄せられるきっかけを得られるように企画しました。
当日は社会人13名、学生16名の計29名にご参加いただき、賑やかな雰囲気でのスタートとなりました。
〇チェックイン
毎回お馴染みのチェックイン。今回は「最近感じたプチハッピー」について共有しました。
チェックイン
1. 呼ばれたい名前 2. 今の気持ち 3. 最近感じたプチハッピー
▼今の気持ち
・緊張してるけど楽しみたい
・ドキドキしています💞
・緑が好きなので、緑の革靴をゲットできたことがハッピーです。
・Adoが好きなので、くら寿司コラボが激アツです。
〇アイスブレイク
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まずはアイスブレイク。今回は「心を合わせて?~逆・以心伝心ゲーム~」を行いました。
一つのお題に対して、メンバーみんなの回答を揃える「以心伝心ゲーム」の「逆」……つまり、メンバーの回答を揃えないゲームです。
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▼お題「○○の秋といえば?」▼
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「ドラえもんのひみつ道具といえば?」
というお題にもチャレンジしました。
〇トークセッション
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【今回のトークテーマはこちら!】
・理想の仕事や働き方って?
・どんな瞬間「好き」って感じる?
・自分らしく生きるってどういうこと?
・そもそも多様性ってなんだろう?多様性の対義語を考えてみよう
・愛とはなに?愛と恋の違いってなに?
・未来の「家族」の在り方/カタチって?
今回もワールドカフェ形式で計2回のトークセッションを行いました。
そのトークセッションで話された内容を一部お届けします💖
▼自分らしく生きるってどういうこと?
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社会人:自分のパッションを信じて切り開いた先に「自分らしさ」が生まれるんじゃないでしょうか。
学生:自分らしさって、忠実に愛を注げるもの(=パッション)に生まれる気がしますね。一方で、自分の「好き」をさらけ出すのは恥ずかしいという気持ちもあります。
学生:単に自分らしさを表現するのが得意か不得意かというだけで、自分らしさがない人っていないんじゃないかと思います。
▼そもそも多様性ってなんだろう?多様性の対義語を考えてみよう
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学生:多様性ってみんなのことを認めようとしているけど、家族やカップルが『私はなんでもいいよ』『それもいいね』と言って相手に怒らないのって、本当に愛はあるんでしょうか。相手に興味があって、相手や自分のことに必死になれるから怒りや争いも生まれるんだと思います。争いをなくすって、他人に興味がないってことにもなり得るし、お互いに怒らないって、お互いのことに真剣になれているんでしょうか。
社会人:多様性が尊重されていない関係性って「なんであんたはいつもそうなの」といった風に、”why”という言い方なのに相手を否定してますよね。そうじゃなくて、”why”を”why”としてそのまま伝えることが大切なんだと思います。相手が自分の思ってる通りに動かない場合にも、私の常識と相手の常識が違うんじゃないか、その人の判断、背景があるかもしれないと、怒る前に一度立ち止まって考えてみることができること。「私と価値観は違うけど、こういうルールがあれば一緒に住める」というルールを決めるのも一つの手法かもしれませんね。
社会人:相手に関心があるからこそ、理解しようとするんですよね。「誰かのために一生懸命になる」ことと「多様性」は両立すると思います。「あなたのために」って言いながら自分のために言ってるときは違うけれど、本当に”あなたのために”言ってるなら多様性なんじゃないかなと感じました。
などなど、各グループで議論が盛り上がりを見せていました🔥
〇全体シェア
2回のトークセッションを終えて、各グループで話した内容をシェアしました✨
▼どんな瞬間「好き」って感じる?
「好き」という感覚は、自分では認知できないことだなと感じました。グループで話している中でも「好き」にもたくさんの種類や解釈があって盛り上がりました。普段スポットライトのあたらない、自分が認識していない自分という部分について考えたり話したりすることってめちゃめちゃおもしろいなと思いました。
▼未来の「家族」の在り方/カタチって?
どこからを家族と呼ぶのか、仲のいいご近所は家族なのか、などを話しながら「拡張家族」というワードが話題に上がりました。また、「食事を一緒に食べたり作ったりすれば家族なんじゃないか(”同じ釜の飯を食う”理論)」という意見も出ました。
話し合いの中で「なんでそう思ったの?」という問いかけから、自分も相手も、”そう感じていた自分”や”無意識のうちに当たり前にしていた部分”があったことに気づきました。お互いの”無意識的な当たり前”を引き出すのは難しかったけど、面白いし楽しかったです。
〇さいごに
▼レイブリ生駒さんより
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生駒さん:
レイブリでは、Z世代マーケティングやZ世代のアート展示、作る体験、展示販売などを通して「多様性」についての意識を向上してもらえるような取り組みを行っています。
「多様性」という言葉は複雑で、言語化してみると「わかんない!」って投げ出したくなる難しい言葉でもあります。私たちはそんな「多様性」という概念が当たり前になるような社会を作るために活動しています。
特にZ世代にとって多様性はキーワードになりつつあり、その他社会課題への関心も高いです。一人ひとりが、社会課題を自分ごととしてとらえて生活しています。そんな若者の声にスポットをあてて、社会に発信していくことが重要だと私たちは考えています。
▼インターン生みぞより
「そもそも多様性ってなんだろう?」のテーブルで話題に出たように、多様性を認めようとする動きと、無関心でいることは表裏一体です。むしろ、無関心でいる方が楽な時も多くあります。相手を理解しようとするにも、精神的なエネルギーが必要だからです。そんな社会で、いかに相手に/様々な物事に関心を持っていられるかということが大事なことだと感じています。
また、今回のコラボはジェネコネにとって初めての試みでしたが、きっかけの場であったジェネコネの新たな可能性(チャレンジの場としてのジェネコネ)を見つけることができたと感じています。
ジェネコネは今後も、みなさんの心に種まき(=いずれ芽が出て成長していくような種をまく=きっかけの場づくり)を続けながら、チャレンジの場として、ジェネコネ自身も成長していきます🌱
今回コラボしてくださったレイブリさん、レイブリのメンバーのみなさん、ありがとうございました✨
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ジェネコネ終了後の自由交流タイムも盛り上がりました✨
次回ジェネコネは12/18(水)18:00~開催予定です!
みなさんのご参加をお待ちしております。
執筆者
グローカルセンターインターン
溝川彩夏