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【11/27開催】2mmずらして考える会の様子

こんにちは。グローカルセンターインターン生のベルです!
今回は、11月27日(月)にStudents Labで開催した「2mmずらして考える会」の様子をご紹介します。

ゴール

2mmずらして考える会とは?

 2mmずらして考える会とは「普段見ている物事や景色を2mmずらして考えてみよう!」というコンセプトで生まれた対話の会です。グローカルセンターの当時インターン生だった三谷さん(現在のスタッフ)とMeikaさんの「お金ってなんだろう?」という問いからスタートし、これまで様々なテーマが話し合われてきました。参加者は普段の学校生活の中で感じている違和感や悩み、人に共有したい知識、人と議論したいテーマなどを持ち寄って、普段の視点を2mmずらして考えながら、話し合います。

▽今まで話された問い
・お金とは
・資本主義について
・日本の就職活動について
・ちゃんとした大人って?
・なぜ他人と比較してしまうのか?
・夢はいつまでに決めればいいのか?
・不器用は直せるのか、直すべきなのか?

チェックイン

今回は、高校生、大学生とインターン生を含めた5名で行いました。はじめにチェックインとして「呼ばれたい名前・所属」「今の気持ち」「今年中にやりたいこと」を共有しました。

【チェックインの様子】
▼今の気持ち
・最近カゼをひく友達が多いから心配。
・明日の小テストがやばい。
・ドキドキしている。
▼今年中にやりたいこと
・遅刻癖を直したい。
・将来の選択肢を増やしたい。
・部屋の整理をしたい。

参加者の発言より一部抜粋

これまでと同様に、まずは参加者が話し合いたい「問い」をホワイトボードに記入しました。そして、どの問いについてみんなで話したいかという投票を行い、以下の2つの問いについて話し合うことになりました。

・初対面の人との本質的なコミュニケーションをとる方法は?
・行きたくなくても大学って行った方がいい?

問いの投票の様子

対話の様子

問い①:初対面の人との本質的なコミュニケーションをとる方法は?

まず、この問いを考えた人に、どのような思いでこの問いを考えたのか共有してもらいました。「最近初対面の人と話す機会が増えているなかで、自己紹介などの表面的な話しかできていないと感じている」と、この問いを挙げた経緯を話してもらいました。そこから、参加者全員で問いの答えを探求しました。問いを考えた人が思う本質的なコミュニケーションとは、お互いのバックグラウンドや考え方のような、その人の根底にある行動理念のようなものを話し合うことだそうです。

・どのように初対面の人に関われば本質的なコミュニケーションをとることができる?

・話しているときにまず自分を解放(自己開示)することによって、相手に自分のバックグラウンドや考え方を知ってもらえるようにすることによって、相手にも自己開示してもらえるようにしたら本質的なコミュニケーションにつながるのではないか?

・自分と相手の共通点を見つけることによって、共感できる部分を見つけることができたら本質的なコミュニケーションにつながるのではないか?
→もし、共通点を見つけられなかったらどうする?
質問と深堀りを繰り返したらいいと思う。

・相手から聞かれたことはすべてオープンに答えていき、普遍的な回答で無難に終わらせないように会話を進めていくのがいいと思う。
→相手にどう思われてもいい(引かれてもいい)と言う気持ちで関わっていくことが必要!

自己開示をすることが苦手な人もいるから、会話の量や会話の踏み込み度合いを相手に合わせるのがいいのではないか。

・なぜ自己開示をすることが苦手なのか?

初対面の人と話すことがストレスで、相手に引かれたくないという気持ちがあり、できるだけ波風を立てず当たり障りのないような会話にしたいと思っている。
→このように自己開示をすることが苦手な人に対してはどのように話しかけたらいいのか?

会話をしているときに相手の話を否定して自分の意見を伝えるのではなく、相手の意見に加えて自分の意見を伝える話し方をすればいいのではないか。
→そのような話し方だったら、相手は自分の意見を尊重して話してくれるようになって本質的な話し合いができるようになるのでは?

問い①の時に活用した模造紙

問い②:行きたくなくても大学って行った方がいい?

この問いを出した人は「将来海外で働きたいという夢を叶えるために、留学がしやすい制度がある私立大学に行きたい。けれど、親から別の公立大学に行きなさいと言われており、志望している大学に行けないのに大学に行かなければならないプレッシャーを感じています」と、この問いを挙げるに至った背景を話していました。一度、両親にどうにかして目標の私立大学に行けないか相談しに行ったところ、その時に両親に説得され「ぐうの音」も出なかったそう。話し合いは「親が勧める公立大学に行って夢をかなえることはできないのか」「どうすれば目標としている私立大学に行けるのか」の2つの軸が中心となって進んでいきました。

・両親が勧める公立大学では夢をかなえることができないのか?

・大学外でも夢に向かって活動できる団体があると思うからそこに所属するのがいいのではないのか。

・どんな大学でも交換留学や留学するときに奨学金を出してくれる制度があるからそれを活用してはどうか。
→行きたい国を決めてから大学を決めるのもありだと思う。

・休学をしてワーキングホリデーを活用して外国に行ってみるのも良いと思う。

・夢をかなえるために、目標の私立大学に行くにはどうすればいいか?

・両親を説得する交渉材料を整えなければいけないのではないか?
→どのような交渉材料があるのか?

・短期目標、中期目標、長期目標を具体的に立てていけばいいのではないか。
・人に頼って、どのような経験をすることができるのかという事を調べていったらいいと思う。
→大学のことをいろいろな手段で調べてみよう!
とりあえず自分自身で「ぐうの音」を出せるようにチャレンジしていくのがいいと思う。


問い②の時の話し合いの様子

チェックアウト

二つの問いについて話し合った後、チェックアウトを行いました。

【チェックアウトの様子】
▼今の気持ち
・気分が高まっている。
・やる気が出てきた。
・自分の問いを議論することによって整理することができた。
▼今日一番印象に残っている事
・内向人間と外交人間の考え方の違いを知ることができた事。
・これからやるべきことを見つけることができた事。
・どんな状況であってもとりあえず「ぐうの音」を出しに行こうとするチャレンジ精神を持つ事。

参加者の発言より一部抜粋

終わりに

今回は少人数でじっくりと話し合う2mmずらして考える会となりました!
普段の2mmずらして考える会のような複数の話題が飛び交う話し合いではなく、一つの話題をできる限り深くまで考える話し合いをすることができたと思います。
これからの人生、様々な壁にぶつかっていくことになると思います。そんな時にもとりあえず、「ぐうの音を出してみる」という事を心掛けてチャレンジをしていきたいですね。



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