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プロダクトマネジャー2年目を通して見えた新たな視点

GLOBIS Advent Calendar 2024の10日目の記事です!

はじめに

こんにちは!グロービスでPdMをしています、GLOPLAチームの加藤です!
今回の記事では、昨年4月にJobチェンジしたPdMのこの1年の振り返りをみなさんに共有したいと思います。


今年の全体的な振り返り

今年も昨年と同様に、Area POとして学習管理の機能を中心に担当しました。昨年との違いは大きく2つです。

1:PdMが増えた

昨年までは、学習管理のAPOは私1名だったので、POと2人で開発するepicの優先等を相談していました。今年は、1月と11月に1名ずつ増えたので、学習管理に関わるPdMが3人になりました。
それぞれの関心や適性に合わせてissueの担当を決めて開発を進めることができるようになり、自分ひとりで3チームのスクラムを回していたときよりも圧倒的に開発がスムーズになりました。自分にはない視点でチームや開発を見てくれる仲間がいることのありがたみを感じています。

2:責任範囲が増えた

昨年までは、開発するissueはPOから降りてきたものや顧客の声から開発優先が高いものを提案して進めていました。
今年は事業として売上を上げることが重要だと考え、「他社からの切り替え受注」にフォーカスしてepicと優先をPOに提案して開発を進めていきました。

難所と学び

学び1:判断基準を曖昧にするな

昨年までは、PO1名とPdM1名で学習管理の開発や優先について相談していたので、情報共有や判断に関しても大きく認識がずれることはなかったのですが、やはり3名(1月~)になると同じように進められませんでした。

「なんでこのissueをHOTFIXにしたんだろう」
「なんでここでエンジニアにこれを伝えたんだろう」

起きている顧客の事象や、スクラムチームや開発の状況の認識・理解の相違がある、判断軸が揃っていないことでPO・PdM同士の連携に苦戦しました。
なぜうまく連携ができていないのか?気づいたことは、「理由を伝えず、YES/NOだけ伝えていた」ことです。

POとの1対1のときは1on1のmtgをする機会も多かったので状況に甘え判断の背景は暗黙の了解になっている部分がありました。
そこで、「その判断をした理由はなにか、今なんでこれを伝えるのか」を言語化しテキストで残すことで、PO以外のPdM・エンジニアにも判断軸を共有するようにしました。

それ以降は、認識がズレたまま進むことはなく連携がうまくできるようになりました。
特に、APOに求められる判断やトラブルが起きたとき、APOが同じ基準で判断ができるので、お互いが安心してボールを分担できたので心の余裕がうまれました。

学び2:開発するだけがPdMの仕事ではない

昨年は単体のissueを開発するだけでしたが、今年は任せていただける範囲が増えました。

今までやっていたことは、以下の部分です。

1, 課題の特定
2, issueの起票/企画内での合意
3, エンジニアとの連携(実装)
4, ビジネスサイドへの連携

今年は上記に加え、以下を挑戦をしました。

・社内のステークホルダーとの調整(1と2の間)
・プレスリリース/LPへの反映検討(1と2の間)
・検証顧客への提案方法/ストーリー検討(3と4の間)


挑戦した部分は様々な要因がありますが、予期せぬことが複数ありスムーズに進むことはなく大変苦戦しました。
特に社内のステークホルダーとの調整は、自チームを越えたコミュニケーションになるので想定したスケジュール通りには進みませんでした。
関係者の特定ができていないまま・どこまでだれと合意できたらリリースできるのか、全体像が見えまま手探りで進めたことが苦戦した理由でした。
今思うと、個別に相談にもっていくのではなく、もっと広い範囲で大声で協力を求めても良かったかもしれません…(GDPはそれができる部署だと思っています!)

この1年で変わったこととこれからの展望

この1年で自分で一番変わったと思うのは、意識の持ち方です。

まず、おおらかになりました。笑

自分で言うのもなんですが優等生タイプの私は、 「みんなでやると決めたことはやりきろう」と推進をしていくことが多かったですが、みんなでやりきるよりも大事なことはたくさんあり、その中で優先するべきことはその都度異なることと、 その状況を受け入れて次どうするかを考えていくことの方が重要であることを学びました。
なにか困ったことやうまく進まないことがあっても「そういうこともあるよね~」と受け入れることが多くなりました。

次に、「新米PdM」という気持ちを捨てました。

今の気持ちは「GLOPLA最強のPdM」です!笑
プロダクトとしてもGLOPLAチームとしてもPOに頼り切りではなく、自ら主体になって進める気持ちに変わっていきました。

7月に外部研修へ参加し新しい視点を得ましたが、世には多くの優秀なPdMがいることとまだまだ自分ができることが少ないことを実感しました。
これからGLOPLAがもっと大きくなったとき、「自分が貢献できている」と思えるように、できることはやり、できないことも挑戦して、悔いがないように経験と知識を積んでいこうと思います。

最後に

昨年Jobチェンジをしたばかりの私ですが、PdMとしてかなり成長してきたのではないでしょうか!
GLOPLAチームも成長し続けており、現在50名を超えまだまだプロダクトとしてもチームとしても大きく強くなっていきます。

心理的安全性が高い、とGDPでも評判が高いGLOPLAですが、きっとメンバーに言いにくいこともあるべき姿を考え指摘をしあうことも重要になってきます。まだまだ、チームとしてもプロダクトとしても成長を続けていくためには、強い仲間が必要です。

採用も強化していますのでぜひご興味ある方はカジュアル面談を通して自身に合う組織かどうか確かめてみませんか?
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