お婆ちゃんの老人ホーム選びでの心境
昨年、おじいちゃんが亡くなり、おばあちゃんが生きがいや目標などを失った状態でした。
この年末年始に急に認知症が進み出しています。
おばあちゃんは要介護3のアルツハイマー型認知症。
僕がお婆ちゃんに電話をする頻度は約2週間に1回の電話はもちろん、近くに寄った際に立ち寄ると「今日は買い物に行った」と言うのに冷蔵庫の中はほぼ空っぽ。
ご近所さんの家に押しかけて、娘に電話して欲しいなど、お婆ちゃん自身も今が一番辛い時だと思います。
僕はいよいよ認知症が進行してきて1人での生活は困難と判断しています。
僕は仕事柄両親におばあちゃんの老人ホームを進めているが、お婆ちゃんからすると娘たちは“なるべく家に出来る限り”居させてあげたいという気持ちが強いです。
僕の両親には、いつもお婆ちゃんを見てくれているヘルパーさんやケアマネジャーさんが、1人の生活が難しくなってきましたと言う話があったときは老人ホームで話を進めることを賛同してほしいと伝えております。
僕はこの仕事をしていると、何かある前に老人ホームに進めてあげたいと言う気持ちが生まれますが、お客様にもお話をしているように、いろいろな考え方や価値観があるために、僕としては今回、娘たち(僕の母親)の気持ちを尊重しました。
ヘルパーさん達が「老人ホームの暮らしの方が安心です」と言う宣告があるまでは在宅で生活を過ごさせてあげようと思います。
もちろん、お婆ちゃんに見合う老人ホームは選定済みで、満床のために順番待ちを今からしています。
老人ホームコンシェルジュ 看舎桂太