高級老人ホームだから良いという話は実在しない
仲の良い知人のお父さんから老人ホームを探すご依頼を頂きました。
ご依頼を頂いた際は、入居一時金が数千万円する高級老人ホームに入居中。
ここの老人ホームは過去約10年の傾向で話すと、ここの高級老人ホームから引越しを検討するお客様からの聞こえてくる声はほとんど同じです。
毎月料金のばらつきがよくあり、不明朗な料金を支払うことが多いという不信感から老人ホームを引越し検討する方が多い高級老人ホーム。
引越しを検討している理由は、次の通りです。
褥瘡ができたり、放置されている時間が多く、転倒事故も起きたとのこと。
不信感から老人ホームの引越しを検討したいとのこと。
相談を頂いてから一週間後、お亡くなりになったと連絡がありました。
原因は、食事介助中に食事がつまり、約20分介助が無い状態(スタッフが離れている)だったとのことでお亡くなりになったとのこと。
もちろんながら知人のお父さんは引越しを検討していた矢先の話なので、悔やんでいました。
知人のお父さんは、老人ホームに対しては書面にて始末書を書く様に指示をだし、老人ホームを攻めても意味がないので仕方ないということで我慢するとのことでした。
知人のお父さんは「不信な気持ちを抱いた初期の段階で老人ホームの引越し相談をもっと早くすれば良かった。我慢してしまった」と悔やんでおりました。
いつも思います。
高級老人ホームだからご飯がおいしい、介護スタッフが素晴らしいという実状は人間の「こうであって欲しい」という思いであって事実は異なる物件があることも事実です。
しっかりと比較をして確認する必要性があります。
老人ホームコンシェルジュ 看舎桂太