見出し画像

Twitterでは言えない情報商材は買うな!

相互フォローしてる方も数名noteを販売してるんで物凄く際どい話になるんですが前提として、買ってはいけない人は、そのジャンルの未経験、初心者です。そして売る側をディスってる訳でもありません。
・ファンだから
・お世話になってるから投げ銭で
・読み物で
・自分の思考を確かめるため
・ある程度のレベルまできてステップアップしたい人
これならいいと思うのです。
しかし何かしらの道で食べて行きたい、例えばストックフォト、イラストで食べたいって人は食うために買うなら、やめとけと思います。
もっと言えば、その人の実績が不確かな場合は言語道断です。
幾つかの実績を公開している=その道で活躍(食べてる)してる訳ではありませんので。
仮にその道で大活躍されてる方が導いたとしても、必ずしもそれが正解とは限らない可能性も大きいです。
例えばソフトバンクの孫正義氏がハウトゥーを売って役に立ちますか?
10代でアメリカ渡って、自分の教授を雇って翻訳機を作ってシャープに一億円で売る。マネできません笑

成功した人のハウトゥーは過去のもので、その人のものです。プロ野球選手とい超エリートコーチが新人をコーチングしても使い物にならず数年で首になるケースの方が圧倒的に多いのです。

セブンイレブンの創業者である鈴木敏文氏はビックデータは役に立たないと言っています。これは新規商品を開発する時の事だと思いますが、市場にないものを売り出す時に、過去のデータは役に立たないって事を言ってるのだと思います。何度もトライ・アンド・エラーを実行する。

20年以上前のセブンイレブンに入ると一部の店舗では、煮立ったコーヒーの臭い匂いがしました。過去には煮詰まったコーヒーを注いで売るって事をしていたのですね。コーヒー好きの私は飲めたものではありませんでしたが、今ではフレッシュな挽きたてコーヒーを飲むことができて外出時は助かっています。

物凄く不思議でならないのですが、運動だとモノの本を買ってもスポーツで食っていけるとならないのに、何故かビジネスだと情報で食えるようになると勘違いしてる節があると思う人が一定数いるように感じます。
私は小学生から高校まで水泳をやっていましたが、たった100mを競うために夏場なら毎日4~5km泳いで冬場は週2回位5km走をやっていました。
当時は指導者も科学的なアプローチがほとんどなかったので無駄なことも多かったと思いますが、早く泳ぐためには早く泳ぐ体を作らなきゃなりません。これは一朝一夕にはなしえないのです。
ビジネスだと脳みそが筋肉と同じで、これも一朝一夕には鍛える事ができません。
仮に私が株投資を片手間で学んでも、プロにはかなわない。それがビジネスという戦場だと思っています。

養分になりますか?花になりますか?

ストックを中心にお話をさせて頂きますが、表に出にくいB2Bの仕事ではなく売れてる作品というのはネット上でわかる訳です。例えばPIXTAさんであれば日々のランキング、クリエイターランキングは公開しています。
会員でなくても、見る事ができます
イラストACでもランキングを見る事ができるようです。

クリエイターランキングを見て、その人の作品を分析して言語化する。それを自分の作品に落とし込んで売る。
そして、その作品が売れるか売れないか何故売れないかを考える。これが作り手としての能力をあげていきます
花は土にある栄養から綺麗な花を咲かせようとします。
綺麗な花を咲かせて昆虫を呼び結実させようとします。
丈を伸ばして、より日を浴びようとしています。
養分は吸われたら、それで終わりです。

自慢する訳ではありませんが、私はnoteを買ったりランキングを見たりってほとんどありません。自分が困ったほしかった物を作っているだけです。それで順調に売り上げもランキングも上がって来ているので、壁を感じたらランキング等を参考に自分のスタイルを変えていくつもりです。
PIXTAさんでランキング200位程度、adobeさんで5000位程度ですからまだまだ戦略でどうこう言う前に地力で戦うつもりです。

女性にモテないから、その手の本を買って勉強しまくる。マッチングアプリで課金しまくる。
モテない人ほど、頭でっかちになって異性の気持ちを考えません。40過ぎて結婚する気はないけど彼女が欲しいなて戯言を言う人を最近みましたが、モテない人が無限ループに陥るパターンです。
モテなきゃ自分を変える。客観的視点で見る。どんな人がモテるのかモテる人を観察する。そしてモテる人を真似する。相手の気持ちを考える。
安易な課金、答えを見る習慣はビジネスをするうえでマイナスでしかないのです。課金して一時的に効果が出ても、それは持続しません。むしろ生半可な期待があるものだから成功しないのに続けてしまう売れない芸人と同じ道を辿るのではないかと思っています。

ブルーオーシャンって本当?

いわゆる情報商材の定番のウリ文句として「ブルーオーシャンだよ」「参加しようよ」と言って儲かる事を煽るってパターンです。
当然ながら物事はすべからく有限でございまして、食事なら概ね3回しか食べませんし、テレビもネットも一日24時間が上限です。これがビジネスになればビジネスの市場規模もだいたい決まっていますので、参加人口が増えれば増えるほどブルーオーシャンになるわけがないってのは自明の理です。ブルーオーシャンならまず自分が、そこでトップにならないとおかしい。論理的矛盾を抱えているわけです。

有限である以上本当にブルーオーシャンならば教えますか
金を独り占めすれば儲かるのは当たり前ですが、ここに金鉱脈があるよって教えたら儲けは減ります。当たり前の話。

Tweetもしましたがユーチューバーのヒキカンさんが、儲かるユーチューバーの仕組みとか有料動画売らないでしょう。だって、多くのユーチューバーが儲かってない事を知ってるんですから。
ストックもそうです。何かしら腕に覚えがある人が数十万、ピクスタさんなら30万人とか登録しても新参の私ごときに、ひょいっと抜かれてしまう。それは儲からないからでしょう。
儲かるまでは地道な技術のアップ、ひたすら写真を撮る、イラストを描く、テーマを考える、資料を探すこれの繰り返しです。

それが割に合わないと投げ出すから、多くの人が辞めてしまう。休眠してしまう。

上を目指すためにはトコトン考えるしかない


上のクラスの方々は試行錯誤をしたうえで売れるコツを掴んだビジネス脳の人々のうえに売れてる作風を持っています。
PIXTAさんのトップを何年も守っていられるxiangtaoさんは元々クリエイティブ職とは関係ないサラリーマンです。どんな作品なら売れるのかを徹底して分析をしているからこそ、なし得る事です。プロのカメラマンも参入してるのに勝てないわけです。
ストックにおいては腕も大事ですが、欲しがられるテーマを探し出す事が大事ということが分かります。
画像は私の好きな漫画家「しげの秀一先生」のイニシャルDという漫画の一ページなのですが、安易に早く走るためのコツの教えを請う若者にドライビングテクニックは「トコトン考えて走り込むしかない」と書かれています。


画像1

故人になりますが、噺家の歌丸師匠の名言です。

ニ十歳を過ぎた人間にモノを教えることは何もない。ニ十歳を過ぎた人間は大人だ。ニ十歳を過ぎたら自分で気づくよりほかない。

最近は芸人という括りよりはマルチクリエーターと言える活動をしてるキングコング西野さんのブログ

筋トレもしたくない。
ドリブルもパス回しもしたくない。
ポジショニングとか知ったこっちゃない。
ただ、シュートの打ち方だけ教えてくれたらいいから!と言われているわけですが、「シュートの打ち方を知ったところで、贅肉だらけのその身体で再現できるの?」というのが僕の本音です。

時代が変わっても変わらないもの

多くの先人が同じ事を言うわけです。それが王道です。
そして、この気付きこそが仕事の醍醐味で、また味わいたくなるものなのです。お節介な先人がTwitterにしろブログにしろ情報発信をしてるわけです。各論ではなく即効性はないかも知れませんが、多くの気づきを与えてくれます。試行錯誤する事、気づく事、贅肉を減らして筋力を上げること
表現は違いますが成功するための王道はこれしかないのです。
簡単に手に入る情報で他人と差別化できますか?
簡単に手に入らない技術を身につけた方が長い目で見れば圧倒的に有利な訳です。

職業に貴賎はありませんが、待遇には絶対差があります
どんなに優れたコンビニの店員さんでも卸値と売価の差という決定的なルールがある以上時給に限界はあります。年収1000万円はまず不可能でしょう。
しかし本部の商品開発や店舗開発の限界はもっと上です。例えばセブンイレブンのコーヒーはたった6年で50億杯、一杯100円でも5000億円になるわけです。これを5人で開発していたら、一人1000億円の売り上げを叩き出しているわけですね。そして一部上場企業の重要なポジションでは年収1000万円なんて珍しくもありませんが、どちらの能力を身に付けるのが大変かは明白でしょう。

デッサンはしたくない
ベジェ曲線は面倒くさい
ただ売れるテーマだけを手に入れたい
自分が好きな絵だけを描いていたい
有名になってイラストを売りたいからユーチューバー
こんな方々は三年後は恐らく別の仕事をしているでしょう
人生の無駄です。さっさと創造的な仕事から手を引く事をオススメします。

筋肉は裏切らない

6年で50億杯売れるコーヒーを作るためのしんどさを想像するだけで私は吐き気がしてきます。
商社を探す、豆を選定し、ブレンド率を決める、ロジスティクスの問題、機械の問題、上司、オーナーへのプレゼン、販促活動等々やることが山積しているのです。いわゆるサラリーマンと言われる方々でも市場を創造しているのです。クリエイティブ職と言われる私たちが、売れる努力を怠ってどうするのでしょうか?
仮にクリエイティブ職での努力が実らないでも、努力した実績は残ります。他の業界へ行った時も努力した時の「筋肉」は裏切りません

成功したら、多くのサラリーマンでは味わえないバイネームで仕事が来るわけです。自分の好きな事をやって、金貰って感謝までしていただける仕事なのです。

なので努力をしてください。
それだけの価値がある仕事だと思いますよ。
ヘッダー画像はぱたくそさんより

5/30追記

コロナ禍で3月からほぼ3ヶ月、ほぼ毎日子供の勉強を見てるのですが、子供ゆえ問題に直面すると

わからな~い
と投げ出すか、質問をしてきます。自分も通ったみち、仕方ない事ですが、そのままでは子供のためにはなりません。
まず自分で考えてみようか?
前にやったコレに似てるから、仮説を立てて(ここで仮説の説明も)解いてみよ?とやったりします。

クライアントワークで失敗はその後の取引に影響出ますから難しい側面はありますが、ストックイラストの場合は冒険ができるのです。失うのは時間だけ。

同じテーマの作品を3パターン位作ってみて、反応を見る。
色を変える、タッチを変える、幾らでも作れます。
WEBの世界でABテストとよく聞くのですが、実はパッケージなんかも分ける場合があります。テストして反応を見て売れる方に絞るってやり方です。

前にも書いていますが、一定の努力を試行錯誤をしないと仮に答えを教えてもらっても子供の勉強と同じで自分の身になりません。血となり肉にはなりません。

子供の宿題に答えを教えるのは簡単です。
しかし、ヒントを出していって自分で出した答えが分かった瞬間の顔は親として嬉しく誇りに思います。おそらく脳内でシナプスが繋がって昨日と違う子になっていることでしょう。

イラストも描かないでイラストで食べていく方法を聞く人を愚かだと思うでしょう。ならばストックも同じでまず自分で考えて、苦悩して試行錯誤をして、売れない日を改善努力する。その上で人に聞いたり情報商材を買えば結果は変わってきます。

思考を他人に預けてしまったら、ただの作業する人です。
他人から井戸を与えてもらう人
自分で井戸を掘れる人
自分で井戸の場所を探せる人

誰が将来的に食っていけるかは自明ではないでしょうか?

ブルーオーシャンは自分で作る

極端な話をしますが、誰でも知ってるようなイラストレーター、最近だと広告にクリスチャン・ラッセン氏が出ていますが、彼がストックに入ったらあっという間に売れっ子です。素晴らしい作風で知名度もありますから。当然マイクロストックはありえないでしょうが、プレミアムでも引く手数多でしょう。

つまり自分の腕なりマーケティング能力があれば、自分がブルーオーシャンになるんです。いっときの情報商材では何も変わりません。

なので撮って撮ってとりまくれ、描いて描いて描きまくれ。
甘ったれた考えでは何も変わらないですよ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?