モノからコトへ(2) 〜 最近のサービスエコノミーモデルを整理した(サブスク、リカーリング、シェアリング)
複数回に分けて最近のサービスエコノミーのモデルについて書いてみます。そもそもサービスエコノミーってなんだよ?と言うこともありますが、一旦、モノからコトの「コト消費」を指すと言う定義とさせてください。後日、サービスエコノミーについては詳細に書きたいと思っています。
さてサービスエコノミーの特徴はサービスを利用(消費)することに対価を支払う行為です。一番わかりやすい事例はディズニーランドです。スプラッシュ・マウンテンを10回乗ろうとも、何のアトラクションに乗らず雰囲気だけを楽しもうとも料金は同じです。そしてモノは一個二個とモノの単位で販売されるのではなく、期間で利用する権利で売られることが多いのが特徴です。
そしてサービスエコノミーはモノではなくサービスの経済活動ですが、ネット検索をすると様々な意味が出てきたため、自分の整理のためにもまとめました。サービスエコノミーはシェアリングエコノミーではありませんし、サブスクとリカーリングもしばしば使い分けが曖昧で人によって整理が違います。
こちらがそれぞれの定義になります。
混乱してしまうのはそれぞれビジネスモデルではありますが、並列ではなく組み合わせが可能なところです。私なりの定義を明確にするために「属性」をつけました。サブスクとリカーリングは課金形態と収益構造を指すことがあり、人によって定額課金をサブスクと呼んで従量課金をリカーリングと呼んでいる人もいました。しかしながらリカーリングビジネスを行なっている事業者の観点で言えば定額課金で得たサブスク売上=リカーリングレベニューです。この定額売上にアップセルやクロスセルをして座布団(リカーリング部分の売上)を積み上げつつ、追加売上を日和見的に獲得する活動をするためこちらの定義と私はしました。
次回は実例を批評しつつ具体的なビジネスモデルを探りたいと思います。
(つづく)
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