子どもたちにはテストではなくクイズを!
子どもたちは正解するのが大好き。
私が生徒さんとお勉強をするときには、必ず成功体験をたくさんあげることを心がけます。だから、間違えそうでも、ヒントをあげてまずは正解にしてあげる機会をたくさん作ります。
正解させてあげることよりも重要なのは、上手なヒントを出すということ。
なぜならそのヒントは、いずれ彼らが自力で問題を解いていくとき、とっても重要な存在となるからです。ただぼんやり何かを考えるのではなく、謎解きのヒントを使って解いていく、このヒントこそが文法のルールなどになるわけです。
そして、そのヒントの蓄積が、また他の謎解きの応用になっていくのです。
英語ではテストはQuizと言います。何だかややこしいですよね。(*入試などの試験はexam)
Testというのはもともと次のステップに行く前に、それがきちんと機能しているかどうかを試すことを言います。子どもたちの教育に置き換えるとInputした情報がしっかり定着したかtestしていることになります。
うちではテストでなく、クイズを行います。
面白いことに、うちの生徒にQuiz(クイズ)です!と伝えると子どもたちの顔つきが変わります。「絶対に正解してやる!」という顔になるのです。解けない時には「ヒントちょうだい!」と諦めません。
「何としてでも他の子よりも早く解いてやろう!」「正解してやる!」といった気持ちが伝わってきます。
正確に覚えているか、理解しているかを「テスト」するのではなく、ヒントを頼りに解いていく「クイズ」をぜひ実施してみませんか。
そのうち「先生この前どんなヒント出したっけ?」と思い出しながら解いていた子どもたちも、自らヒントを見つけて問題を解決していく楽しさを知ることとなるでしょう。
ヒントを出すって意外と難しいんですよ。笑
ヒントを出す大人の腕次第!頑張ってみてください。