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The African Union(AU)の構成と財政管理

The African Union(AU)とは?
The African Union(AU)は the European Union(EU) と同じように連合組織が名前を変えながら地域のつながりを強めていくなかで2002年に形成され、植民地支配の影響を除いた経済や国家体制の発展を掲げています。

The European Union(EU)のような加盟国間でのビザなしの移動などは認められてないのですが、似たような民主的な体制を維持していくための様々な組織が存在していて、その規模はアフリカ大陸全体におよんでいます。

抱える問題は?
しかし、The African Union(AU) がかかえる一つの大きな問題は財源です。財源はおもに組織の運営費、平和維持活動の費用、発展事業費に使われるのですが、加盟国からの徴収と海外からの資金援助でまかなわれています。アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国や中国などの海外からの資金援助が財源の半分以上をしめていて、さらに情勢の安定しない国々が組織への支払いを滞納していたりして、独自の資金源がないことが長いあいだ問題だったんですね。

解決策
そこで2017年に The European Union(EU) が実践している資金調達方法を取り入れて、アフリカ大陸の外から輸入される製品に関税をかける、というかたちが始まるのですが、制度が全土に行き届いていないのが現状です。

今後もアフリカ全体の資金管理を担う機関や Afro と呼ばれる共通通貨の導入が検討されています。

参考: African Union, NTI, International Democracy Watch, Brookings, The conversation, Macalester International

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