アラブの春がおこった バーレーン
アラブの春がおこった Bahrain(バーレーン)についてです。
独立後
1971年にイギリスから独立した Bahrain(バーレーン)ですが、国内における Sunni(イスラム教スンニ派)とShia(イスラム教シーア派)の分断が止まりません。
Sunni(イスラム教スンニ派)はイスラム教徒全体における多数派なため、少数派に比べて強い勢力をもっています。
その中でも、Bahrain(バーレーン) はイランやイラクのように Shia(イスラム教シーア派)が多い国なのですが、
国内の政治における権力は Sunni(イスラム教スンニ派)の王族が持っていて、Shia(イスラム教シーア派)に不利な仕組みや格差があるんですね。
アラブの春
2011年におこったアラブの春の影響はBahrain(バーレーン) にもおよんでいて、Shia(イスラム教シーア派)を中心とする反政府勢力が抗議活動を起こしたわけですが、
Sunni(イスラム教スンニ派)の王族政府はサウジアラビアからの軍事援助を得たり、いくつかのShia(イスラム教シーア派)の政党を禁止したりするなどして対抗しました。
盲点
国内には Sunni(イスラム教スンニ派)や Shia(イスラム教シーア派)の分裂のあいだに位置する人たちももちろんいるわけですが、宗教的でない中立的な立ち位置はあまり注目されないのが現実です。
国際連合や国際社会は Sunni(イスラム教スンニ派)の王族政府による不公平な政策を指摘しているのですが、Bahrain(バーレーン)国内における分断は今も強く残っているんです。
参考:Al Jazeera, BBC News, NPR, Foreign Policy
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