ナマステ
忙しさにかまけて、約10カ月もの間アップをしていませんでした。
お恥ずかしい。またのんびりとアップして参ります。
インドに行くと、ヒンズー語で「ナマステ」とよく言われます。
その意味は、簡単には挨拶なのですが、「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」「ありがとう」「さようなら」 と言うところらしいです。
また、ハワイに行くと、「アロハ(ALOHA)」ですよね。一般的に挨拶らしいのですが、実は「やあ」「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「いらっしゃいませ」「さようなら」「またね」「愛しています」と、多岐に渡ります。
そして、先ほどの「ナマス」は敬礼・服従するという意味で、「テ」はあなたにの意味があるそうです。
つまり、翻訳された日本語よりももっと深い「心」がそこには隠れています。
そう考えて、日本語を思い出してください。
『いってきます』は、「行きます」と「帰ってきます」を合わせた言葉だそうですが、これは、昔命がけで旅をする人に「必ず帰ってきます」という思いが込められているそうです。この言葉に相当する英語はないそうです。
Googleでは強引に"I'm going"と翻訳されますが、アメリカ人やイギリス人がそんな言葉を発したことを聞いたことがありません。
『ただいま』は「只今(ただいま)帰りました」の略だそうですが、『いってきます』という意味を感じると、
これに当たる英語は"I'm home"では表現できない心を感じます。
相手の国の言葉を学ぶことは、相手を良く知るということに繋がるものです。
先日、テレビを見ていたら、日本人と結婚をしたイギリス人女性が流暢な日本語で、インタビューに答えていました。驚いたことに、まるで日本人のような表情をしていたということです。言葉というものは、その人の考え方や行動に大きく影響するものだとつくづく感じました。
私は、『俺のイングリッシュ』というやり方で、英語が苦手な人に、頭の中が日本語のままでも、英語でコミュニケーションが取れるやり方を教えることがありますが、実際のところ、本当にコミュニケーションを取ろうと思ったら、頭の中も英語にする必要があります。なぜなら『言葉が人を操る』からです。
アメリカに留学していた頃を思い出すと、英語で話すときは、上下関係もなく、先生でさえも意識がフラットな状態で会話をしていました。それは、英語という言語が私をそういう人にさせたからです。ですから、商談も英語で行った方がし易いものです。客だろうがサプライヤだろうが、フラットな関係で会話できるためです。
つまり、相手の国の言葉を学ぶことで、その人と心と心が通じ合う関係になることが出来ます。
それでは、皆さま『ナマステ』。