フロンティア
「優秀な留学生たちがたくさんいます。ところが、日本語が上手ではありません。または、ほとんどできません。」
「ごく一般的な日本人がたくさんいます。日本語はできますが他の世界を知りません。」
さて、皆さんはどちらを選びますか?
私たち、異文化コミュニケーション研究所は、『日本を世界中の優秀な人財が活躍する国にする』ということをミッションに掲げているので、もちろん前者を選んで欲しいと思います。
なぜなら富とは、付加価値から生まれるからです。
日本は、一人当たりの生産性が低いと言われますが、大きな理由が二つあると私は考えます。一つ目は、価値を生み出さない高給のお年寄りが会社に巣作っている。二つ目は、より価値の産む仕事に従業員を従事させないです。
今回は、二つ目にフォーカスします。
この原因は、マネージメント力の欠如によります。どうしたらより価値のある仕事(利益を上げられる仕事)ができるのか?あまり考えることなく、「今までの仕事」に人員を従事させるからです。
一反の「田んぼ」を今まで耕してきたとしましょう。そこに、二反を耕すことができる人を採用したとします。ところが、会社には一反しか「田んぼ」ないという理由で、一反だけを耕す仕事を与えたと想像してください。
なぜ、もう一反の「田んぼ」を開拓することに目が向かないのでしょう?
また「田んぼ」を耕したことのない、山育ちの若者に「田んぼ」作業をさせる。それよりは、山の実りを得るために、果樹園を作らせた方が、新たな収入源を得ることができるのではないでしょうか?
漁しかしたことのない若者に「田んぼ」を耕す作業をさせる。それよりは、漁で魚を獲らせた方が良いのではないでしょうか?
日本企業の経営者の皆さま、「田んぼ」のマネージャーは、「田んぼ」のことをマネージすることが仕事です。そのため、上記のような「宝の持ち腐れ」を生むのです。ですから、「田んぼ」に縛られることなく、「新天地」を開拓する部隊を構成しましょう。
私たち、日本人が気が付かないフロンティアがまだまだあるはずです。
島崎ふみひこ
異文化コミュニケーション研究所(R)
https://www.globalforce.link/
日本企業のダイバーシティ教育、高度外国人財の採用・活用